このサイトは、自らの知恵と行動で、医療や介護のお世話になることを最小限にして、楽しく健やかに生きたいという方々のため、科学的根拠のある役立つ情報をお知らせしていく場です。 多くの志高い医師の関与により2005年に創刊され、全国の大きな医療機関に配置され続けている小冊子『ロハス・メディカル』の発行元(株)ロハスメディアが、その経験と人的ネットワークを生かし、『ロハス・メディカル』の信用も賭けて情報を厳選してお届けします。

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交流1.jpg書籍「地域包括ケアの課題と未来」で取り上げられた、千葉県の亀田総合病院グループが取り組むワンストップ相談サービス付きの看護学生寮併設高齢者住宅「フローレンスガーデンハイツ」。担当者に現在の状況を聞いた。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵
 
 

■フローレンスガーデンハイツ~見守りシステム、バリアフリー設計、家具完備

現在5人の高齢者が入居しているフローレンスガーデンガーデンハイツは、独居の高齢者が抱える孤独感や様々な不安・悩みを解消するために考え出された斬新な取り組みだ。千葉県館山市にある安房医療福祉専門学校の看護学生寮「フローレンスガーデン」の1階部分13室を高齢者向けアパートとして改築。間取りは約20平方メートルのワンルーム、約6畳のフローリングにバス・暖房洗浄便座付きトイレ・IHキッチン、浴室暖房、乾燥機、ベッドや収納家具などを完備し、バリアフリー設計でスプリンクラーもついている。室内で一定時間動きがない場合に通報されるセンサーも設置。窓側から車いすやベッドでも出入りできるようバルコニーを低く改修しスロープを併設した。

多目的室や屋外にあるガーデンは、新入生歓迎会、夕涼み会やクリスマス会と年に3回の交流イベントでも使用し学生との交流を育んでいる。また、入居者は学生の招待を受けて、秋の学園祭にも訪れている。

費用は入居金30万円のほか、月々家賃5万円(家具、電化製品、高熱水道費、共益費込み)とワンストップ相談サービス費2万円。

頻繁に昼夜逆転→死亡率高く きついシフトをマウス実験」というネットニュースを読みました。まだ動物レベルの話とはいえ、シフトが短いサイクルで変わる仕事の人にはかなりショックな研究結果ですね。泣き面に蜂ではありませんが、無事にそのシフト勤務を卒業して、例えば日勤になったとしても、記憶や情報処理など脳の働きへのダメージが回復するには、最低5年間かかるそうです。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

自立支援の科学的情報を収集、データベース反映へ - 厚労省の介護検討会で議論開始」というニュースがあった。厚労省で「科学的裏付けに基づく介護に係る検討会」が始まったそうだ。

個人的に、介護職の専門性や世間からのイメージ向上につながるといいなと思った。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

誤診は、される方の患者だって、する方の医師だって、避けたいに決まっています。「医師が正しい診断に行き着く三つのポイント」というネット記事を読みました。なるほどな、と思うと同時に、患者側にもできることがあると再認識しました。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

前回は在宅医の小野沢滋氏について書いたが、彼から聞いて目から鱗の落ちる思いをした話がある。在宅医療患者など自力で動くことが困難になった人の、身体機能の低下していく具合は大きく分けて3パターンになるという話だ。書籍「地域包括ケアの課題と未来」、ロハス・メディカル2014年10月号「介護は家族で、の因習が日本の未来を暗くする」(ロハス・メディカル2014年10月号)にも書いてあるので、ぜひご覧いただきたい。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

足腰弱い独居高齢者の"ゴミ出し難民"問題が深刻化」というネットニュースを読みました。この話、本当に深刻です。そう実感するのは、自分の住むマンション内でも同じことが起きていたから。しかも、事態を知ったきっかけは、2晩連続の水漏れ騒動で私自身が被害側となったことで、その一件がなければ何も気づかずにいたのです。でも、今思えばサインはあったのでした......。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集員

在宅医、小野沢滋氏の話が面白い

日経メディカルの小野沢滋氏のインタビュー「亀田総合病院の部長を開業に駆り立てた危機感」が面白い。

小野沢氏と言えば、亀田総合病院(千葉県鴨川市)で在宅医療部を立ち上げた在宅医療界の有名人。今は神奈川県相模原市に在宅医療専門クリニックを開業し、地域の在宅医療・介護のネットワークの運営なども行っている。筆者は同病院の関連法人に出向していた際にお世話になったが、とても気さくな人柄でありながら、現在の医療の問題点を誰にでも分かりやすく、歯に衣着せぬ物言いで明快に指摘される傑物だった。小松秀樹氏との議論は聞いているだけでエキサイティングだった。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

一昨日配信の「カロリーゼロの"甘い罠"専門家が指摘」というネットニュース、ロハス・メディカルでは5年前に同じ内容について取り上げています。米国でその頃から人工甘味料に対する疑問や渓谷の裏付けとなるような論文が次々に発表され始めたのです。でも、普通に考えれば、甘いのにカロリーがゼロなんて、体に「良い」はずはなさそう(「悪い」かどうかは分かりませんが)。ヒトという生命体が築き上げてきた体の仕組みにとっては想定外の代物で、多かれ少なかれ脳を混乱させるに決まってるからです。そのことを、自分でも簡単に実感できる方法がありますよ!

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

在宅看取りは本当に幸せなのか

前回「アドバンス・ケア・プランニング」に関する記事を書いたが、厚労省の「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」の資料を見ていると、こんな内閣府のデータが載っていた。

最期を迎えたい場所.jpg

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

「日本カビ」とも呼ばれる真菌感染症が世界的に流行し、死者まで発生しているそうです。海外ではすでに薬剤への耐性を獲得したものが蔓延しているのだとか。ところでこのニュースでは、「抗菌薬に対する耐性」という言葉が使われています。この「菌」が何を指すか、ご存知ですか?

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

Medifaxを読んでいて、厚労省で「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」が開かれているのを知った。厚労省はこれまでも終末期医療に関する検討会を開いて意識調査などを行ってきているが、その続きなのだろう。

国は平成2014年度に「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を公表。「人生の最終段階における医療体制整備事業」として予算を設け、終末期の意思決定に関わる医療スタッフらに向けた研修も行っている。こうした患者の最期の意思決定に関して診療報酬上の評価を設定していく考えがあるのでは、という話もチラリと聞いたことがある。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

衆議院解散から1週間、総選挙の争点の中には、半年前に盛り上がっていたはずの健康増進法改正の話は一切出てきていません。受動喫煙の対策強化を目指す法改正ですが、パラ五輪直前までうやむやになってしまうんでしょうか。その間にも、加熱式タバコのシェアは順調に伸びていくことでしょう。でも、煙が出なくても受動喫煙は起きます。うやむやにされている間、受動喫煙は続く、ということですよね。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

ニュースサイトに「科学的根拠乏しい『免疫療法』がん拠点15病院で実施...保険外、効果未知数」という記事がアップされていました。たしかに、一口に「免疫療法」と言っても、現状では玉石混淆。おそらくそのせいで、コメント欄には免疫療法を十把一絡げに批判する書き込みも少なくありません。本当は免疫療法、すごく進化していて、劇的効果が実証されているものもあるんですよね。むしろ、効くのはいいけどあまりに高価で、このままでは保険組合が破綻するだろう、ってことも、あんまり知られてないんでしょうね...。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集員

会場.jpg「足と歩行を守る」シンポジウムでは、今年7月に都内で開院した足の症状や病気に特化した診療を行う「足の診療所」の吉原正宣院長も講演し、「足の診療所では『歩けない』をなくしたい」と語った。

「足の診療所って何?」 と思われる方も多いのではないだろうか。筆者もそうだったので、興味津々で聞いてきた。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

寺師浩人教授.jpg 医学や工学分野の足の専門家が集まるユニークなシンポジウム「足と歩行を守る」(大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座主催)が9月25日に大阪市内で開かれた。
 
 中でも興味深かったのは、寺師浩人神戸大学医学部附属病院形成外科学教授(写真)の基調講演での「私は患者さんに対する創傷治癒を目的にやっていたのだが、それは全く間違っていたということが分かった。血流を良くするということとか、傷を治癒するということはあくまで歩行を守るための手段に過ぎない」という話。

 寺師氏は糖尿病によってできる足の傷、「足潰瘍」の創傷治癒が専門(糖尿病性足病変についてはロハス・メディカル2014年7月号参照)。足潰瘍の病態などについての「神戸分類」の提唱者でもある。その寺師氏が「創傷治癒を目的にやっていたのだが、それは間違いだった」と言い切ったのが非常に興味深かった。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

昨夜のNHKスペシャル「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 第1集 "腎臓"が寿命を決める」、ご覧になりましたか? 血中リンの過剰が血管を石灰化させる話、出てきましたね! ロハス・メディカルでも、繰り返しその問題点と解決策をご紹介してきました。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

「外反母趾は小学4年生ぐらいから急激に増え、発症率が4割。中学生になるとますます増える。変形性膝関節症などのリスク群になる可能性があるため、発達過程を支援することが必要」――。大阪市内で9月25日に開かれた「足と歩行を守る」のシンポジウムで、足の機能に詳しい大阪大学大学院医学系研究科の山下和彦特任教授が訴えた。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

睡眠のリテラシー79

高橋正也 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 産業疫学研究グループ部長

今日は昨日とはうって変わってさわやかな秋晴れでしたね。青空を見ながら思い出したのが、数日前の「ハエ、青い光を当てるとなぜ死ぬ? 山梨の高校生が解明」のニュース。青い光、そういえば人にも良くないんでしたよね。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

山下和彦氏.jpg認知症や糖尿病などの高齢者に適切な足指の爪切りなどをすることで、足指力や膝間力が向上し、医療費削減にも効果があったとする研究結果を大阪大学大学院医学系研究科の山下和彦特任教授がシンポジウムで伝えた。膝や腰の痛みの改善のほか、行動が前向きになるなどメンタル面への効果と行動変容も見られた。ケアを受けた人の年間医療費は、受ける前と比べて約8万円下がっていた。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

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