患者中心の医療を実現するには、患者だって自分の体と病気について最低限は勉強しないとね、でも変にインターネットで「勉強」すると騙されちゃうこともあるよね、専門家が関与して正確さと分かりやすさの両立した「教科書」が要るよね、という趣旨で2012年６月に出版された『がん研が作った　がんが分かる本』。

　初版は１年ほどで売り切れたんですが、これだけ充実した内容だから飛ぶように売れるに違いないと過信して、800円（税別）という格安の定価設定をしてしまったため、初版と同じペースで売れ続けない限り赤字になる（普通は段々と落ちるものです）ことから、増刷できなくなってしまっていました。

　このままコンテンツを死蔵させるのは忍びないと考え、このほど『ＲＥＡＤＹＦＯＲ』の力を借りて、赤字になるかもしれない分の穴埋めに寄付を募るクラウドファンディングを始めました。内容が古くなっている部分は、改訂版でアップデートします。

　サイトをご覧いただいて趣旨に賛同された方は、ご寄付をお願いします。それほどの中身か？　と思う方もいると思うので、全部無料公開中です。百聞は一見に如かず、まずはご覧ください。
（『ロハス・メディカル』編集発行人　川口恭　記す）