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アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を知っていますか?
Medifaxを読んでいて、厚労省で「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」が開かれているのを知った。厚労省はこれまでも終末期医療に関する検討会を開いて意識調査などを行ってきているが、その続きなのだろう。
国は平成2014年度に「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を公表。「人生の最終段階における医療体制整備事業」として予算を設け、終末期の意思決定に関わる医療スタッフらに向けた研修も行っている。こうした患者の最期の意思決定に関して診療報酬上の評価を設定していく考えがあるのでは、という話もチラリと聞いたことがある。
ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵
国の狙いはさておき、医療資源が厳しくなる中(詳細は書籍『地域包括ケアの課題と未来』をどうぞ)で、自分や家族、大切な人の人生の最期をどのように迎えるかを考えておくのは非常に重要だと思っている(簡単な話では全くないけれど)。中でもACP「アドバンス・ケア・プランニング」(ロハス・メディカル2014年11月号より)については多くの方に知ってもらいたいと思う。
個人的に知る中では、広島県はACPに関する取組んが進んでいる。「もしもの時のために伝えておきたいこと Advance Care Planning(ACP) ACPの手引き」「もしもの時のために伝えておきたいこと Advance Care Planning(ACP) 私の心づもり」は参考になると思うので、興味のある方はどうぞ。