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カテゴリー「川口利」の記事一覧

 ノルウェーと米国の研究者によって、健康を維持する、あるいは健康を改善するために必要な身体活動についての見解がまとめられました。ポイントとなるのは、強度の身体活動を導入することだそうです。

Increasing Physical Activity of High Intensity to Reduce the Prevalence of Chronic Diseases and Improve Public Health
Tommy Aune Rehn, Richard A Winett, Ulrik Wisløff, and Øivind Rognmo
Open Cardiovasc Med J. 2013;7:1-8. doi: 10.2174/1874192401307010001. Epub 2013 Jan 31.

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 スウェーデンでの研究調査で、脳脊髄液(cerebrospinal fluid=CSF)のベータアミロイド1-42(Aβ42)・総タウ蛋白(T-tau)・リン酸化タウ(P-tau181p)と、脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)内の異常との関係を調べたところ、軽度認知障害状態での両者に有意な相関関係のあることが分かりました。

Ratio of Aβ42/P-tau181p in CSF is associated with aberrant default mode network in AD
Xiaozhen Li, Tie-Qiang Li, Niels Andreasen, Maria Kristoffersen Wiberg, Eric Westman & Lars-Olof Wahlund
Scientific Reports 3,
Article number:1339 / doi:10.1038/srep01339

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 フィンランドにおいて、余暇身体活動が死亡率とどのような関連にあるのかを調査したところ、運動をしない人との比較において、運動をしている人では有意に死亡率が低下すること、遺伝子や幼年期生活環境が類似している同性の双子間でも同様の結果となることが分かりました。


Relationship of Leisure-Time Physical Activity and Mortality
The Finnish Twin Cohort
Urho M. Kujala, MD; Jaakko Kaprio, MD; Seppo Sarna, PhD; Markku Koskenvuo, MD
JAMA. 1998;279(6):440-444. doi:10.1001/jama.279.6.440
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川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 パンを焼く時にも活躍するイースト菌が、何とアルツハイマー病の研究においても大活躍しているようです。アルツハイマー病とアミロイドベータやタウとの関連を探るため、新しい化学予防開発のために、単純な構造のイースト菌を使って様々な取り組みがされているようです。


Application of Yeast to Study the Tau and Amyloid-β Abnormalities of Alzheimer's Disease
Afsaneh Porzoor and Ian G. Macreadie
Journal of Alzheimer's Disease xx (20xx) x-xx
DOI 10.3233/JAD-122035

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 クルクミンという秋ウコン由来の物質による、軽度から中度のアルツハイマー病患者を対象とした無作為二重盲検プラセボ対照治験が実施されました。副作用に対する耐容性の面では重篤な副作用は観察されませんでしたが、残念ながら、ヘマトクリット値の低下や血糖値の増大が見られ、認知尺度に対する有効性や血漿中および脳脊髄液におけるアルツハイマー病バイオマーカーでの有効性は、現在のところ確認されていないようです。


Oral curcumin for Alzheimer's disease: tolerability and efficacy in a 24-week randomized, double blind, placebo-controlled study
John M Ringman, Sally A Frautschy, Edmond Teng, Aynun N Begum, Jenny Bardens, Maryam Beigi, Karen H Gylys, Vladimir Badmaev, Dennis D Heath, Liana G Apostolova, Verna Porte, Zeba Vanek, Gad A Marshall, Gerhard Hellemann, Catherine Sugar, Donna L Masterman, Thomas J Montine, Jeffrey L Cummings and Greg M Cole
Alzheimer's Research & Therapy 2012, 4:43 doi:10.1186/alzrt146

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 既に何度かお伝えしたAlzheimer's Disease Neuroimaging Initiative(ADNI)(*1)からの研究報告です。臨床的にも認知的にも健康な老齢者を対象に、脳脊髄液のアミロイドベータ(Aβ1-42)とリン酸化タウ(p‐tau181p)が、臨床的認知低下における変化とどのように関係するかを調べたところ、Aβ1-42が低いだけでは臨床的低下と有意な関連性は見られず、Aβ1-42が低くp‐tau181pが高い場合に有意な臨床的低下が起こることが分かったようです。


Amyloid-β associated clinical decline occurs only in the presence of elevated p-tau
Rahul S. Desikan, MD, PhD, Linda K. McEvoy, PhD, Wesley K. Thompson, PhD, Dominic Holland, PhD, James B. Brewer, MD, PhD, Paul S. Aisen, MD, Reisa A. Sperling, MD, Anders M. Dale, PhD, and the Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative*
Arch Neurol. 2012 June; 69(6): 709-713.
doi: 10.1001/archneurol.2011.3354

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 日本において、2型糖尿病患者での余暇身体活動が、冠動脈疾患・脳卒中・総死亡率とどのような関係にあるかを全国レベルで調べたところ、余暇身体活動量が高いほど総死亡率が低下すること、脳卒中リスク低下には関連あるものの、冠動脈疾患リスク低下に対する有意性はないという結果が出ました。


Leisure-time physical activity is a significant predictor of stroke and total mortality in Japanese patients with type 2 diabetes: analysis from the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
Sone H, Tanaka S, Tanaka S, Suzuki S, Seino H, Hanyu O, Sato A, Toyonaga T, Okita K, Ishibashi S, Kodama S, Akanuma Y, Yamada N; on behalf of the Japan Diabetes Complications Study Group.
Diabetologia
DOI 10.1007/s00125-012-2810-z

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 日本の京都薬科大学の研究グループが、アルツハイマー病の病態における相互作用についてまとめたレビューです。脳内でのアミロイド・ベータ(Aβ)蓄積が、神経原線維濃縮体形成・シナプス機能障害・ニューロン損失など他のアルツハイマー病の病態他への鍵となるという、アミロイド・カスケード説に関して、タウのリン酸化や神経原線維濃縮体形成との関連や、小膠細胞の働きなどについてまとめています。


Molecular Approaches to the Treatment, Prophylaxis, and Diagnosis of Alzheimer's Disease : Tangle Formation, Amyloid-β, and Microglia in Alzheimer's Disease
Kazuyuki Takata, Yoshihisa Kitamura
Journal of Pharmacological Sciences
Vol. 118 (2012) No. 3 P 331-337
doi.org/10.1254

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 皆さんもご存じの通り、現在のアルツハイマー病治療薬は、症状を緩和するのみであり、根本的治療を提供するものではありません。そこで、どのような研究や試験が行われてきているのかについて、特にベータアミロイドとタウに的を絞ってお伝えいたします。対象論文からの一部抜粋抄訳です。


Current advances in the treatment of Alzheimer's disease: focused on considerations targeting Aβ and tau
Yang Hong-Qi, Sun Zhi-Kun, Chen Sheng-Di
Translational Neurodegeneration 2012, 1:21 doi:10.1186/2047-9158-1-21

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 アメリカでの研究において、静止状態でのMRI画像により、脳内のデフォルト・モード・ネットワークの接続性とアポリポ蛋白E遺伝子型および性別との関連を調べたところ、女性でε4対立遺伝子を保有する場合、有意にネットワーク接続が低下することが分かりました。

Gender Modulates the APOE ε4 Effect in Healthy Older Adults: Convergent Evidence from Functional Brain Connectivity and Spinal Fluid Tau Levels
Jessica S. Damoiseaux, William W. Seeley, Juan Zhou, William R. Shirer, Giovanni Coppola, Anna Karydas, Howard J. Rosen, Bruce L. Miller, Joel H. Kramer, Michael D. Greicius, and Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative (ADNI)
J Neurosci. 2012 June 13; 32(24): 8254-8262.
doi: 10.1523/JNEUROSCI.0305-12.2012

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
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