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低脂肪乳で子供が肥満に?
※1・・・脂質の材料で、エネルギー源として大切な成分。ラードやバターなど、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれる。常温では固体で存在するため体の中でも固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となる。
※2・・・インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病。一般的に「生活習慣が悪かったので糖尿病になった」と言う場合、この2型糖尿病を指す。日本では糖尿病全体の9割を占める。2型糖尿病が発症する原因は完全に明らかではないが、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人(遺伝因子)が、糖尿病になりやすいような生活習慣を送ること(環境因子)の両者が関与していると考えられている。
※3・・・(高脂血症から名称変更)血液中に含まれる脂質が過剰、もしくは不足している状態。高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症といった種類があり、WHOの基準に基づき日本動脈硬化学会が診断基準を定めている。
※4・・・(ロハス・メディカル肝硬変特集http://lohasmedical.jp/archives/2010/01/post_88.php?page=3参照)発生原因にアルコールが含まれないが、アルコール性肝障害に類似した進展を示す病気。発生に至る機序はまだはっきりとはわかっておらず、脂肪肝に加え、肝臓に何らかのストレス(活性酸素、過酸化脂質、鉄、インスリン抵抗性、サイトカインの放出等)がかかることによって発生するのではないかと考えられている。自覚症状はほとんどなく、通常は検査で発覚する。肝炎から肝硬変、肝細胞癌へと進展することがある。中年以降の女性に好発するとされる。
※5・・・最高血圧が140mmHg以上または、最低血圧が90mmHg以上の状態が続く疾患(高血圧症)。頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、のぼせ、動悸、疲れやすいなどの自覚症状がまず現れる。
※6・・・動脈が肥厚し硬化した状態。これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症という。動脈硬化にはいくつか種類があるが、注記のない場合はアテローム性動脈硬化を指すことが多い。アテローム動脈硬化症は、脂質異常症や糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により生じると考えられる。最終的には動脈の血流が遮断されて酸素や栄養が重要組織に到達できなくなる結果、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる
※7・・・Body Mass Index。身長からみた体重の割合を示す体格指数で、「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で求められる。ただ、WHOでは25以上を「overweight」、30以上を「obese(肥満)」としているのに対し、日本肥満学会ではBMI=22の場合を標準体重としており、25以上を肥満、18.5未満を低体重としている。
※8・・・特定の地域や集団に属する人々を対象に、長期間にわたってその人々の健康状態と生活習慣や環境の状態など様々な要因との関係を調査する研究。