全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、
その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。
情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。

2012年12月の記事一覧

 Framingham Offspring Studyで心臓の左室駆出率と脳容積および認知検査との関連を調査したところ、駆出率が低過ぎても高過ぎても認知機能に影響を与えるのかもしれないことが示唆されました。

Relation of Left Ventricular Ejection Fraction to Cognitive Aging (From the Framingham Heart Study)
Angela L. Jefferson, PhD, Jayandra J. Himali, MS, Rhoda Au, PhD, Sudha Seshadri, MD, Charles DeCarli, MD, Christopher J. O'Donnell, MD, MPH, Philip A. Wolf, MD, Warren J. Manning, MD, Alexa S. Beiser, PhD, and Emelia J. Benjamin, MD, ScM
Am J Cardiol. 2011 November 1; 108(9): 1346-1351.
Published online 2011 August 30. doi: 10.1016/j.amjcard.2011.06.056

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 おなじみのFramingham研究において、男女それぞれ性ホルモンと末梢動脈疾患やその指標となる足関節上腕血圧比との関連を調べたところ、男性で男性ホルモン濃度が低いこと、女性ホルモン濃度が高いこと、はリスク上昇と関連あるらしいことが分かりました。

Relation between Sex Hormone Concentrations, Peripheral Arterial Disease, and Change in Ankle-Brachial Index: Findings from the Framingham Heart Study
Robin Haring, Thomas G. Travison, Shalender Bhasin, Ramachandran S. Vasan, Henri Wallaschofski, Maithili N. Davda, Andrea Coviello,* and Joanne M. Murabito*
J Clin Endocrinol Metab. 2011 December; 96(12): 3724-3732.
Published online 2011 September 20. doi: 10.1210/jc.2011-1068

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

糖尿病で脳が老化し縮む

 糖尿病、および代謝調整不全指標であるインスリン抵抗性・血清インスリン値・ヘモグロビンA1c値と脳容積や認知機能との関連を調査したところ、糖尿病は脳の老化を進行させること、インスリン抵抗性は脳容積減少にも認知力低下にも関連あることが分かりました。


Association of Metabolic Dysregulation With Volumetric Brain Magnetic Resonance Imaging and Cognitive Markers of Subclinical Brain Aging in Middle-Aged Adults
The Framingham Offspring Study
Zaldy S. Tan, MD, MPH, Alexa S. Beiser, PHD, Caroline S. Fox, MD, MPH, Rhoda Au, PHD, Jayandra J. Himali, MS, Stephanie Debette, MD, Charles DeCarli, MD, Ramachandran S. Vasan, MD, Philip A. Wolf, MD, and Sudha Seshadri, MD
Diabetes Care. 2011 August; 34(8): 1766-1770.
Published online 2011 July 16. doi: 10.2337/dc11-0308

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 米国で、卵や肉などに豊富に含まれるコリンという物質と認知機能との関連を調べたところ、コリン摂取量が多いことは記憶機能維持に役立ち、過去に摂取したコリンの量が多いことは脳の白質病変を予防することが分かりました。

The relation of dietary choline to cognitive performance and white-matter hyperintensity in the Framingham Offspring Cohort1-4
Coreyann Poly, Joseph M Massaro, Sudha Seshadri, Philip A Wolf, Eunyoung Cho, Elizabeth Krall, Paul F Jacques, and Rhoda Au
Am J Clin Nutr. 2011 December; 94(6): 1584-1591.
Published online 2011 November 9. doi: 10.3945/ajcn.110.008938

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

がんとアルツハイマー病の関係

 Framingham Heart Studyコホートで、がんとアルツハイマー病の関連を分析したところ、がんのある人はアルツハイマー病になりにくく、逆にアルツハイマー病のある人はがんになりくいという結果が出ました。

Inverse association between cancer and Alzheimer's disease: results from the Framingham Heart Study
Jane A Driver, assistant professor of medicine, Alexa Beiser, professor of neurology and biostatistics, Rhoda Au, associate professor of neurology, Bernard E Kreger, assistant professor of medicine, Greta Lee Splansky, director of operations, Framingham Heart Study, Tobias Kurth, director of research, Douglas P Kiel, professor of medicine, Kun Ping Lu, professor of medicine, Sudha Seshadri, associate professor of neurology, Phillip A Wolf, professor of neurology
BMJ 2012; 344 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e1442 (Published 12 March 2012)
Cite this as: BMJ 2012;344:e1442

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

男性ホルモンとメタボの関係

 米国のFramingham Heart Studyコホートで、男性ホルモンのテストステロンおよび性ホルモン結合グロブリン(SHBG)とメタボリックシンドロームリスクとの関連を調査したところ、SHBGにはメタボリックシンドロームリスクとの関連があること、テストステロンそのものとの関係は微妙であることが分かりました。

Sex Hormone-Binding Globulin, but Not Testosterone, Is Associated Prospectively and Independently With Incident Metabolic Syndrome in Men
The Framingham Heart Study
Shalender Bhasin, MD, Guneet K. Jasjua, PHD, Michael Pencina, PHD, Ralph D'Agostino, Sr., PHD, Andrea D. Coviello, MD, MS, Ramachandran S. Vasan, MD, and Thomas G. Travison, PHD
Diabetes Care. 2011 November; 34(11): 2464-2470.
Published online 2011 October 15. doi: 10.2337/dc11-0888

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

オーダーメイド医療で命を削る?

 今回は「がんになった後の生き方」ということで、高額医療費の問題について取り上げたいと思います。

(2010年9月、【山大GCOEコホート通信】vol.4 コラムとして配信)

成松宏人 山形大学グローバルCOEプログラム 先端分子疫学研究所 准教授

「2型糖尿病の発症という点では、砂糖より『異性化糖』(天然甘味料)の方が厄介」という研究結果が報告されたようです。なお、一時期話題になった「ペットボトル症候群」は、清涼飲料水の飲み過ぎによって急性の糖尿病を発症し、ひどいと意識を失うこともある怖いものですが、今回の研究からするとその元凶も「異性化糖」ではないかと思えてきます・・・。

大西睦子の健康論文ピックアップ19

大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

 米国での調査で、男性ホルモンの代表であるテストステロンの女性における血中濃度を測定し、母娘や姉妹での遺伝性を調べたところ、比較的遺伝率の高いことが分かりました。

Circulating testosterone and SHBG concentrations are heritable in women: the Framingham Heart Study.
Coviello AD, Zhuang WV, Lunetta KL, Bhasin S, Ulloor J, Zhang A, Karasik D, Kiel DP, Vasan RS, Murabito JM.
J Clin Endocrinol Metab. 2011 September; 96(9): E1491-E1495.
Published online 2011 July 13. doi: 10.1210/jc.2011-0050

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

尿失禁を治療しない理由

 高齢化社会において尿失禁は大きな健康問題となっています。治療を受けないのはなぜかを分析しました。

Gender-specific external barriers to seeking care for urinary incontinence
Svihra J, Luptak J, Svihrova V, Mesko D.
Patient Prefer Adherence. 2012;6:773-9. doi: 10.2147/PPA.S37180. Epub 2012 Nov

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
  • タイ王室の高貴なお茶 お求めはHAPPY GRINで
  • 首都圏・関西でおなじみ医療と健康のフリーマガジン ロハス・メディカル
月別アーカイブ
サイト内検索