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2012年12月の記事一覧
2010年10月29日、山形県にスターバックスコーヒーが初出店しました。山形以外の都市にお住まいの方には、なんだ、そんなことかと思われるかもしれませんが、山形県は今や残り数少ないスタバの空白県でした。否が応でも歓迎ムードが高まります。ということで早速、オープンの翌日に私も行ってみることにしました。
(2010年11月、【山大GCOEコホート通信】vol.6 コラムとして配信)
成松宏人 山形大学グローバルCOEプログラム 先端分子疫学研究所 准教授
つい一昔前まで、妊婦さんは「できるだけ太らないように」と、病院によってはかなり徹底的に指導されていました。しかし最近になって、妊婦のダイエットの弊害が一般的にも認識されるようになってきました。今回は、それが「単に太らなければいい、痩せなければいいという話ではないんだよ」というお話です。
大西睦子の健康論文ピックアップ21
大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。
ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。
インスリン抵抗性と冠動脈性心疾患リスク(CHD)との関連を、高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)やトリグリセリド(中性脂肪)との組み合わせで調査したところ、単純に脂質異常があるだけではなく、インスリン抵抗性があることが重大な危険因子となることが分かりました。
Insulin Resistance and the Relation of a Dyslipidemia to Coronary Heart Disease. The Framingham Heart Study
Sander J. Robins, MD, Asya Lyass, PhD, Justin P. Zachariah, MD, Joseph M. Massaro, PhD, and Ramachandran S. Vasan, MD
Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2011 May; 31(5): 1208-1214.
Published online 2011 February 10. doi: 10.1161/ATVBAHA.110.219055
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
腹部皮下脂肪組織と内臓脂肪組織の両方について、インスリン抵抗性とどの程度の関連があるか調査したところ、両方ともリスクを高める因子となること、内臓脂肪組織の方が大きな影響を与えることが分かりました。
Abdominal Subcutaneous and Visceral Adipose Tissue and Insulin Resistance in the Framingham Heart Study
Sarah R. Preis, Joseph M. Massaro, Sander J. Robins, Udo Hoffmann, Ramachandran S. Vasan, Thomas Irlbeck, James B. Meigs, Patrice Sutherland, Ralph B. D'Agostino Sr, Christopher J. O'Donnell and Caroline S. Fox
Obesity (2010) doi:10.1038/oby.2010.59
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
アディポカインがインスリン抵抗性の原因になるかどうかをアディポネクチン・レジスチン・TNF(腫瘍壊死因子)αという三つのアディポカインで調べたところ、それぞれがインスリン抵抗性と関連していることが分かりました。
Associations of Adiponectin, Resistin, and Tumor Necrosis Factor-α with Insulin Resistance
Marie-France Hivert, Lisa M. Sullivan, Caroline S. Fox, David M. Nathan, Ralph B. D'Agostino, Sr., Peter W. F. Wilson, and James B. Meigs
J Clin Endocrinol Metab. 2008 August; 93(8): 3165-3172.
Published online 2008 May 20. doi: 10.1210/jc.2008-0425
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
内臓脂肪から分泌される生理活性物質の中の、レジスチンとアディポネクチンについて、心不全との関連を調べたところ、血中のレジスチン濃度が高いことは心不全リスクを高めることが分かりました。
Resistin, Adiponectin and Risk of Heart Failure: the Framingham Offspring Study
David S. Frankel, MD, Ramachandran S. Vasan, MD, Ralph B. D'Agostino, Sr., PhD, Emelia J. Benjamin, MD, ScM, Daniel Levy, MD, Thomas J. Wang, MD, and James B. Meigs, MD, MPH
J Am Coll Cardiol. 2009 Mar 3;53(9):754-62. doi: 10.1016/j.jacc.2008.07.073. Epub 2008 Dec 26.
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
首囲が心血管代謝危険因子と関連あるのかどうかを調査したところ、男女ともに首囲が増加することで相対的リスクが高まること、その傾向は女性の方が強いことが分かりました。
Neck Circumference as a Novel Measure of Cardiometabolic Risk: The Framingham Heart Study
Sarah Rosner Preis, Joseph M. Massaro, Udo Hoffmann, Ralph B. D'Agostino, Sr., Daniel Levy, Sander J. Robins, James B. Meigs, Ramachandran S. Vasan, Christopher J. O'Donnell, and Caroline S. Fox
J Clin Endocrinol Metab. 2010 August; 95(8): 3701-3710.
Published online 2010 May 19. doi: 10.1210/jc.2009-1779
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
メタボリックシンドロームとの診断を受けることになる構成要素のうち、組み合わせによって心血管疾患リスクや死亡リスクに差があることが分かりました。
Trajectories of Entering the Metabolic Syndrome : The Framingham Heart Study
Oscar H. Franco, MD, DSc, PhD; Joseph M. Massaro, PhD; Jacky Civil, PhD; Mark R. Cobain, PhD; Brendan O'Malley, PhD; Ralph B. D'Agostino Sr, PhD
Journal: Circulation , vol. 120, no. 20, pp. 1943-1950, 2009
DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.109.855817
川口利の論文抄訳
発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
山形でも暑かった夏も終わり、急に秋がやってきました。この時期テレビは、番組改編期です。最近、もう、終わってしまったんですが、面白い番組を見ました。
(2010年10月、【山大GCOEコホート通信】vol.5 コラムとして配信)
成松宏人 山形大学グローバルCOEプログラム 先端分子疫学研究所 准教授
寒さがますます厳しくなってきました。寒い季節に心配されるのが、心臓発作や脳卒中(暖かい部屋から急に寒いところへ出ると血管が収縮し、血圧が急に上がって心臓や血管系に負担がかかるため、とよく説明されますね)。そのリスクのある人は、予防のための薬を飲むことはもちろん、普段の生活でできる効果的な方法があるようです。
大西睦子の健康論文ピックアップ20
大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。
ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。