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グルテンフリーダイエット、みんなやるべき?

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※1・・・本来は身体にとって異物である物に対して働く免疫系が、自分の細胞や臓器に反応してしまい、それを排除する為に抗体を作り出してしまう疾患。特定の臓器や部位の障害、炎症をもたらしたり、全身性の症状を呈する場合がある。

※2・・・医学的には血液中のヘモグロビン(Hb)濃度、赤血球数、赤血球容積率(Ht)が減少し基準値未満になった状態として定義されるが、一般にはヘモグロビン濃度が基準値を下回った場合を言う。ヘモグロビンは血液中の赤血球にある血色素で、酸素を全身に運搬する役割を担っており、ヘモグロビンの主な材料である鉄が不足してヘモグロビンが作られなくなると貧血となる。すると酸素の運搬が十分に行えずに全身のあらゆる組織が酸素不足になり、つかれやすい、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、顔面蒼白、耳鳴りなど様々な症状が起こる。

※3・・・骨の量が減ってスカスカになり、弱くなって骨折しやすくなる病気。日本では約1,000万人の患者がいると言われ、閉経後の女性に多く見られるほか、高齢化の進展で増える傾向にある。ちょっとしたことで骨折しやすくなり、痛みのために行動の制限が増えることで社会的に問題になっている(高齢者の寝たきりの原因の20%が骨折とされる)。若者でも、食生活の偏りや運動不足から患者が増えつつある。

※4・・・外来の異物(抗原)を排除するために働く免疫反応が、特定の抗原(アレルゲン)に対して過剰に起こるもの。多くのアレルゲンは通常生活で曝露される量では無害であることが多く、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こっているといえる。生活環境のほか、アレルゲンに対する過剰な曝露、遺伝などが原因ではないかと考えられている。先進国で患者が急増している。

※5・・・広汎性発達障害を、重い自閉症からアスペルガー症候群まで、連続的にとらえた概念。もともとアスペルガー症候群は「知的障害がない自閉症」とも言われ、自閉症との違いが必ずしも明確ではなかったため、1990年代に、広汎性発達障害全体を連続体(スペクトラム)としてとらえる概念が提唱された。2013年5月、米国精神医学会の診断の手引きが改訂され、「アスペルガー症候群」の分類名が消える見通しとなった。この手引きの適用で、従来ならアスペルガー症候群と診断されていた人が同疾患に該当しなくなる事態等が起きている。

※6・・・細胞の核成分に対する抗体を中心とした自己抗体(自分の体の成分と反応する抗体)が作られてしまうために、全身の諸臓器が侵されてしまう自己免疫疾患(※1)。多くの臓器が侵されるため症状も様々だが、皮膚症状や関節症状はほとんどの患者に見られ、発熱、全身倦怠感、疲労感、食欲不振、体重減少が見られる。中枢神経病変、腎障害があると命にかかわる危険性が高くなります。よくなったり悪くなったりを繰り返し、慢性化する。1万人に1人くらいが発病し、とくに20〜30代の女性に多く、男女比は1対10。複数の遺伝的要因が関与すると考えられている。女性に圧倒的に多いことから女性ホルモンが関与している可能性も示唆されている。

※7・・・強いかゆみを伴う小水疱のかたまりと、じんま疹のような腫れが生じる自己免疫疾患(※1)。皮膚症状が出やすい部位はひじ、膝、尻、腰、後頭部で、顔や首に急にできることもあり、その場合にはかゆみとヒリヒリ感をかなりひどく感じる。小麦、ライ麦等に含まれるグルテンによって体内の免疫システムが活性化され、皮膚が攻撃を受けるために発疹やかゆみが生じるとされ、グルテンフリーの食事を長期間厳密に守れば,一部の患者で本疾患をコントロールでき,薬物療法の必要性が減じたりなくなったりする。

※8・・・腸の検査や血液検査で明らかな異常が認められないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感を伴って、便秘や下痢が長く続く病気。日本を含む先進国に多く、日本人では10〜15%に認められる。発症年齢は20〜40代に多く、男女比は1対1・6で、やや女性に多い。便通の状態により、便秘型、下痢型、交代型の3つに分類されますが、男性では下痢型、女性では便秘型が目立つ。原因としては、消化管運動異常、消化管知覚過敏、心理的異常の3つが認められるが、何らかの免疫異常が関わっている可能性も指摘されている。ストレスは、症状を悪化させる要因となる。頭痛、疲労感、抑うつ、不安感、集中力の欠如など、さまざまな消化器以外の症状も同時に現れることもある。

※9・・関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されてしまい、関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう自己免疫疾患(※1)。関節を動かさなくても腫れて激しい痛みを生じるのが、他の関節の病気と異なる。手首や手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすい。また、発熱、疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもある。発症のピーク年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が約4倍も多く発症する。60歳以降に発症する方も少なくない。

※10・・・インスリンを産生する膵臓のβ細胞が破壊・消失することで発症し、多くは喉の渇き、多飲、多尿、体重減少などの症状で急性に起こり、数カ月以内にインスリン治療が必要となる。原因としては、多くは免疫系の異常により自らの細胞が攻撃される自己免疫疾患(※1)と考えられている。1型糖尿病になりやすい遺伝素因があることも分かっている。

※11・・・慢性甲状腺炎あるいは橋本病は、甲状腺の自己免疫疾患(※1)。女性に多く(男性の10倍から20倍)、また45歳から65歳の年齢層で多くみられる。症状としては、当初は甲状腺腫大、甲状腺機能亢進による症状(体重減少、脈拍数の増加など)が見られるが、その後は甲状腺機能低下に起因して体重増加、うつ状態、全身の疲れ、脈拍数の低下、高コレステロール血症、便秘、記憶力の低下、不妊、毛髪の脱落などが起こりうる。

※12・・・皮膚が赤くなって(紅斑)、もり上がり(浸潤)、その表面に銀白色のかさぶた(鱗屑)が厚く付着して、それがフケのようにぼろぼろとはがれ落ちる(落屑)症状が現れる自己免疫疾患(※1)。鱗屑を無理にはがすと、出血することがある。かゆみには個人差があり、全くみられない人もいれば、強いかゆみが起こる人もいる。症状が進むと病変部の数が増え、互いにくっついて大きくなるほか、皮膚の一部である爪が変形することもある。皮膚症状のほか、関節の痛みや変形、発熱や倦怠感などの全身症状が起きることもある。およそ1000人に1人の割合で発症し、日本に約10万人の患者がいると推定されている。受診者は男性2人に対して女性1人の割合で、女性よりも男性に多くなっている。なお、欧米は日本よりも乾癬患者が多く(1000人に20~50人)、一般の人にも乾癬という病気が広く知られている。

※13・・・ショ糖に1~3個の果糖が結合した難消化性のオリゴ糖。にんにく、アスパラガス、ねぎ、たまねぎ、ごぼう、大豆などに多く含まれる。低エネルギーの甘味料として利用されるほか、腸内の善玉菌を増殖活性化させて腸内環境を酸性に維持する。免疫機能の強化、高脂血症の改善、便秘の改善、血糖値の抑制などの作用があるとされる。

※14・・・自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群で、果糖の重合体。栄養学的には、水溶性食物繊維の一種。砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、脂肪と比べて6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。さらに、カルシウムの吸収を促進するなどの利点もあり、また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる。

※15・・・炭水化物は、消化でき、約4kcal/gのエネルギーを産生する消化性炭水化物(いわゆる糖質)と、消化できず腸内細菌による醗酵分解によって0~2kcal/gのエルギーを産生する難消化性炭水化物に分けられる。後者として食物繊維や糖アルコールがこれに含まれる。

※16・・・すい臓から分泌され、筋肉や脂肪細胞が血液中のブドウ糖を取り入れる量を調節しているホルモン。インスリンへの反応が低下し、十分作用しない状態が「インスリン抵抗性」で、そうなると体はもっと大量のインスリンを出して血糖値を調節しようとする。この状態を「インスリン抵抗性の増大」あるいは「インスリン感受性の低下」と言う。やがてその能力が衰えれば高血糖になり、メタボリックシンドローム、そして糖尿病へと進行してしまう。

※17・・・食物として取る脂肪の大部分が中性脂肪(トリグリセリド)で、エネルギー源として使われ、余分なものは肝臓や脂肪組織に蓄えられる。食事による脂肪、炭水化物などカロリー摂取が増えると血清中の中性脂肪値は増加します。また、食事から摂取される以外に肝臓でも合成されている。合成が亢進する状態すなわち肥満症や糖尿病の評価の一つに用いられています。

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