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ウォーキング VS ランニング ――病気を防ぐ効果は?
※1・・・最高血圧が140mmHg以上または、最低血圧が90mmHg以上の状態が続く疾患(高血圧症)。頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、のぼせ、動悸、疲れやすいなどの自覚症状がまず現れる。
※2・・・脂質異常症(高脂血症)のうち、血液中の総コレステロール値が高い(220 mg/dL 以上)もので、生活習慣による脂質異常症の多くがこのタイプ。ただし、最近では悪玉コレステロール(低比重リポタンパク質、LDL)のほうが明らかに心血管リスクとの相関度が高いので、現在WHO、アメリカ、日本のガイドラインは、いずれも総コレステロール値に注目していない。
※3・・・インスリン(血糖値を下げる唯一のホルモン。血中のブドウ糖を体の細胞に送って活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えてエネルギーとして蓄えるよう働きかける)の不足や作用低下によって、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり、血糖値が上がったまま下がらなくなる病気。全身のエネルギーが足りなくなるほか、進行すると腎症や心血管疾患、手足のしびれ、壊疽、失明、皮膚病など様々な合弊症が起きる。
※4・・・最初に健康な人の生活習慣(喫煙・飲酒・食生活)などを調査し、この集団を未来に向かって(=「前向き」に)追跡調査して、後から発生する疾病を確認する研究手法。
※5・・・心臓をとりまく冠動脈の内壁に、徐々にコレステロールなどが沈着して血管の内腔を狭めると(動脈硬化)、血管に流れる血液量が減少する。それによって、十分な酸素や栄養素を心筋に供給できなくなり、胸痛や胸部圧迫感を招くのが、狭心症。また、血栓などで急に冠動脈が完全に閉塞して血流が途絶えると、急性心筋梗塞に至る。