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2018年2月の記事一覧

一昨日「医療政策が国民に分かりづらい理由を考えてみた」という記事を書いたが、記事中の講義で、看護系技官として厚労省にいた経歴のある福井教授と、参加者の質疑応答が非常に面白かった。

詳しく説明するとややこしくなるため、簡略化して書くと。


福井教授・・・今は高度急性期や急性期医療を行う病院(ベッド数)が多過ぎて医療費がかかっているために、2025年に向けて高度急性期や急性期のベッド数を減らそうと国は考えている。つまり、簡単に入院できなくなるし、入院したとしても早期に退院させられる。以前のように"病院での看取り"を行うことは難しくなる。そのため、今後は地域での医療介護連携、地域包括ケア、看取りが重要になる。

参加者の質問・・・国がベッド数を減らすと言っても、どうやって減らすのか? 国が医療機関を動かしているしくみが見えない、医療政策のやり方というものがよく分からない。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵


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