全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、
その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。
情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。

2017年10月の記事一覧

Medifaxを読んでいて、厚労省で「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」が開かれているのを知った。厚労省はこれまでも終末期医療に関する検討会を開いて意識調査などを行ってきているが、その続きなのだろう。

国は平成2014年度に「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を公表。「人生の最終段階における医療体制整備事業」として予算を設け、終末期の意思決定に関わる医療スタッフらに向けた研修も行っている。こうした患者の最期の意思決定に関して診療報酬上の評価を設定していく考えがあるのでは、という話もチラリと聞いたことがある。

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

衆議院解散から1週間、総選挙の争点の中には、半年前に盛り上がっていたはずの健康増進法改正の話は一切出てきていません。受動喫煙の対策強化を目指す法改正ですが、パラ五輪直前までうやむやになってしまうんでしょうか。その間にも、加熱式タバコのシェアは順調に伸びていくことでしょう。でも、煙が出なくても受動喫煙は起きます。うやむやにされている間、受動喫煙は続く、ということですよね。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

ニュースサイトに「科学的根拠乏しい『免疫療法』がん拠点15病院で実施...保険外、効果未知数」という記事がアップされていました。たしかに、一口に「免疫療法」と言っても、現状では玉石混淆。おそらくそのせいで、コメント欄には免疫療法を十把一絡げに批判する書き込みも少なくありません。本当は免疫療法、すごく進化していて、劇的効果が実証されているものもあるんですよね。むしろ、効くのはいいけどあまりに高価で、このままでは保険組合が破綻するだろう、ってことも、あんまり知られてないんでしょうね...。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集員

会場.jpg「足と歩行を守る」シンポジウムでは、今年7月に都内で開院した足の症状や病気に特化した診療を行う「足の診療所」の吉原正宣院長も講演し、「足の診療所では『歩けない』をなくしたい」と語った。

「足の診療所って何?」 と思われる方も多いのではないだろうか。筆者もそうだったので、興味津々で聞いてきた。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

寺師浩人教授.jpg 医学や工学分野の足の専門家が集まるユニークなシンポジウム「足と歩行を守る」(大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座主催)が9月25日に大阪市内で開かれた。
 
 中でも興味深かったのは、寺師浩人神戸大学医学部附属病院形成外科学教授(写真)の基調講演での「私は患者さんに対する創傷治癒を目的にやっていたのだが、それは全く間違っていたということが分かった。血流を良くするということとか、傷を治癒するということはあくまで歩行を守るための手段に過ぎない」という話。

 寺師氏は糖尿病によってできる足の傷、「足潰瘍」の創傷治癒が専門(糖尿病性足病変についてはロハス・メディカル2014年7月号参照)。足潰瘍の病態などについての「神戸分類」の提唱者でもある。その寺師氏が「創傷治癒を目的にやっていたのだが、それは間違いだった」と言い切ったのが非常に興味深かった。


ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

昨夜のNHKスペシャル「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 第1集 "腎臓"が寿命を決める」、ご覧になりましたか? 血中リンの過剰が血管を石灰化させる話、出てきましたね! ロハス・メディカルでも、繰り返しその問題点と解決策をご紹介してきました。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

<前の10件  1  2  3
  • 患者と医療従事者の自律をサポートする医療と健康の院内情報誌 ロハス・メディカル
月別アーカイブ
サイト内検索