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カテゴリー「予防:早期発見」の記事一覧

たとえ病気になってしまっても、早期であれば、回復して再び楽しく健やかに生きることは不可能でありません。
そのための知恵をご紹介していきます。
サイト全体の目玉コーナーである「症状からの逆引き」もご活用ください。

 米国でハイスクールとミドルスクールの生徒を標本抽出して13年間追跡調査したところ、肥満の少年少女は高い確率で30代前半までに超肥満になると分かりました。

Association of Adolescent Obesity With Risk of Severe Obesity in Adulthood
Natalie S. The, PhD, Chirayath Suchindran, PhD, Kari E. North, PhD, Barry M. Popkin, PhD, Penny Gordon-Larsen, PhD
JAMA. 2010;304(18):2042-2047. doi:10.1001/jama.2010.1635.

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 オーストリアで大腸内視鏡検査被験者4万人以上のデータをまとめたところ、男性は女性より10年早くリスクが高くなり、40代になったら検査を受け始めた方がよさそうということが分かりました。

Sex-Specific Prevalence of Adenomas, Advanced Adenomas, and Colorectal Cancer in Individuals Undergoing Screening Colonoscopy
Monika Ferlitsch, MD, Karoline Reinhart, MD, Sibylle Pramhas, MD, Caspar Wiener, MD, Orsolya Gal, MD, Christina Bannert, MD, Michaela Hassler, Karin Kozbial, Daniela Dunkler, PhD, Michael Trauner, MD, Werner Weiss, MD
JAMA. 2011;306(12):1352-1358. doi:10.1001/jama.2011.1362.

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

体重と死因の関係

 米国でBMI分類と死因別死亡率を調査したところ、標準体重群との比較で過剰死亡となるのは、必ずしも特定のBMI群に偏るわけではなく、死因によって異なること、死因によっては意外にも体重超過群で死亡率が低くなることが分かりました。

Cause-Specific Excess Deaths Associated With Underweight, Overweight, and Obesity
Katherine M. Flegal, PhD, Barry I. Graubard, PhD, David F. Williamson, PhD, Mitchell H. Gail, MD, PhD
JAMA. 2007;298(17):2028-2037. doi:10.1001/jama.298.17.2028.

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

脈圧は収縮期血圧(血圧の上の値)と拡張期血圧(下の値)の差を指します。これが高い人ほど心房細動発症リスクが高くなると分かりました。

Pulse Pressure and Risk of New-Onset Atrial Fibrillation
Gary F. Mitchell, MD, Ramachandran S. Vasan, MD, Michelle J. Keyes, MA, Helen Parise, ScD, Thomas J. Wang, MD, Martin G. Larson, ScD, Ralph B. D'Agostino, PhD, William B. Kannel, MD, MPH, Daniel Levy, MD, Emelia J. Benjamin, MD, ScM
JAMA. 2007;297(7):709-715. doi:10.1001/jama.297.7.709
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川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

健康診断受診群と非受診群で比較をしたところ、健診によって死亡リスクが低くなることはなく、直接的に罹患率を低下させることにもつながらないとの結果が出ました。

General health checks in adults for reducing morbidity and mortality from disease
Lasse T Krogsbøll*, Karsten Juhl Jørgensen, Christian Grønhøj Larsen, Peter C Gøtzsche
Published Online: 17 OCT 2012
Assessed as up-to-date: 4 JUL 2012
DOI: 10.1002/14651858.CD009009.pub2

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 中年の成人では、兄弟姉妹に心臓血管疾患の既往がある場合、本人の心臓血管疾患リスクも高くなることが分かりました。親に若年期の既往がある場合よりも、危険度は高いそうです。

Sibling Cardiovascular Disease as a Risk Factor for Cardiovascular Disease in Middle-aged Adults
Joanne M. Murabito, MD, ScM, Michael J. Pencina, PhD, Byung-Ho Nam, PhD, Ralph B. D'Agostino, PhD, Thomas J. Wang, MD, Donald Lloyd-Jones, MD, ScM, Peter W. F. Wilson, MD, Christopher J. O'Donnell, MD, MPH
JAMA. 2005;294(24):3117-3123. doi:10.1001/jama.294.24.3117.


川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

この症状 ひょっとして病気?

 この気になる症状は、病気のせいなのか、気のせいなのか、迷うことありますよね。
 健康のことだけを考えるならば、早期受診・早期発見・早期治療に勝るものはありませんが、そうはいっても皆さん日々忙しく過ごしているでしょうから、病気じゃなかったら受診するだけ時間が勿体ないという気持ちも分かります。
 だったら、まず気になる症状に当てはまる病気があるのか、調べてみましょう。で、思い当たったら、早めにお近くの医療機関を受診してください。なお、すべての症状や病気が網羅されているわけではありませんので、迷った時は受診することをお薦めします。

監修/久住英二 ナビタスクリニック立川院長
制作協力/小滝和也(関西医科大学5年生)

*疾病分類はICD-10に準拠しています。このリストは医療機関受診の目安としてお使いいただくもので、受診の代わりとなるものではありません。このリストを利用され、何らかのトラブルや損失・損害等が発生しても、その責任は一切負いません。

病気とは何か

53-1-1.JPG病気って何? こう改まって尋ねられると案外返答に窮しませんか。
突き詰めて考えてみると、現代医療の思想も分かりやすくなります。

監修/久住英二 ナビタスクリニック立川院長

健康診断で健康になれるの?

19-2-1.JPG4月から新年度という方も多いことでしょう。
新年度といえば健康診断。
さて皆さん、ちゃんと自分のために役立てていますか?

監修/奥 真也 東京大学助教授

病理診断は、がん診療における確定診断です

検査の現場から12

東京大学助教授(病理部副部長) 福嶋 敬宜
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