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何を食べればいいの? ~その3~

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※1・・・骨量または骨塩量(一定量の骨中に含まれる無機質の量)が正常より低くなった状態。新しい骨が作り出されるよりも速いスピードで、古くなった骨が破壊されているもので、骨量を失うリスクにありながら本格的な骨粗鬆(しょう)症(※2)には至らない状態。

※2・・・骨の量が減ってスカスカになり、弱くなって骨折しやすくなる病気。日本では約1,000万人の患者がいると言われ、閉経後の女性に多く見られるほか、高齢化の進展で増える傾向にある。ちょっとしたことで骨折しやすくなり、痛みのために行動の制限が増えることで社会的に問題になっている(高齢者の寝たきりの原因の20%が骨折とされる)。若者でも、食生活の偏りや運動不足から患者が増えつつある。

※3・・・生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、無機物にあたるもの。一般的な有機物に含まれる元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の、生体にとって欠かせない元素で、無機質ともいう。糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の一つとして数えられる。動物の種類や性別、成長段階によって必要な種類や量は異なる。すべての要素は適度な量を摂る事が良く、欠乏症だけでなく過剰摂取も病気の原因ともなる。日本においては13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められている。

※4・・・脂質の材料で、エネルギー源として大切な成分。ラードやバターなど、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれます。常温では固体で存在するため体の中でも固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となる。

※5・・・脂溶性ビタミンの一種。視覚の暗順応、DNAの遺伝子情報の制御、発育促進、肌の健康の維持、などに関わっている。β-カロテンが体内で小腸の吸収上皮細胞(あるいは肝臓、腎臓)において分解されてビタミンAになる。ビタミンAとして働く成分を多く含む食品は、レバー、うなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜など。

※6・・・脂溶性ビタミンの一種で、血中のカルシウム(Ca2+)濃度を高める作用がある。次の3段階で作用:腸からカルシウムの吸収を高め血中濃度を高める、腎臓の働きによりカルシウムの血中から尿への移動を抑制する、骨から血中へカルシウムの放出を高める。ビタミンDが欠乏すると、カルシウム、リン(※7)の吸収が進まないことによる骨のカルシウム沈着障害が発生し、くる病、骨軟化症、骨粗鬆症(※2)が引き起こされることがある。

※7・・・体内のミネラル(※3)の中でカルシウムの次に多い栄養素。成人の体には最大850gのリンが含まれる。エネルギー産生物質や遺伝物質、細胞膜を構成する要素であり、生体には必須の元素でもある。広く動植物食品に含まれ、とくに魚類、牛乳・乳製品、大豆、肉類に多いが、近年では加工食品やインスタント食品からの過剰摂取が問題になっている。

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