全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、
その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。
情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。

夜遅くに食べない方がいいもう一つの理由。(再)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

<医療>美と健康を保つ成長ホルモン分泌低下に注意」というネットニュース(毎日新聞)を読みました。成長ホルモン、子供にも大事ですが、大人にとっても非常に大事なんですね。実は、「夜遅くに食べない方がいい」のは、「太るから」「むくむから」「胃に負担だから」だけでなく、成長ホルモン分泌にも関わっている、って知ってましたか?

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

毎日新聞の記事をざっくり説明すると、「若さと美容のために成長ホルモンが大事だけれども、加齢と共に分泌量が減る。分泌を促すために、睡眠と栄養を充分にとろう。寝酒はNG」という話です。

実は、私も成長ホルモンには興味があって、以前、「ロハス・メディカル」のブログにも書いたことがあります。改めて少し書き出すと、成長ホルモンは、脂質代謝(脂肪分解、コレステロールの肝臓への取り込み)、筋肉増強(タンパク質合成)、抗インスリン作用、腎臓での水・電解質代謝(細胞外液の増加)、骨代謝(骨形成と骨吸収の両方に作用、バランスが大事)に関わっています。

そのため、成長ホルモンが不足すると、次のようなことが起きてしまうのです。

●内臓脂肪型肥満、メタボリック症候群
●コレステロール異常と動脈硬化
●心筋梗塞、狭心症リスク上昇
●骨密度低下
●筋力低下
●皮膚のシワ、かさつき

見てわかるとおり、まさに老化現象です!

さらに、「成人成長ホルモン不全症の診断の手引き」によれば、成長ホルモンが病的に不足していると、「易疲労感、スタミナ低下、集中力低下、気力低下、うつ状態、性欲低下などの自覚症状を伴うことがある」とのこと。心の健康にも、成長ホルモンは欠かせないようです。

そこで大事なのが、冒頭の記事にもあるように、栄養と睡眠なのです。

質の良い睡眠に関しては、以前にロハス・メディカルでも特集しています。
1.意識しよう概日リズム
2.光と温度を味方にする
3.昼に体を動かしてすんなりぐっすり
4.よく眠れる食事

ここで注意すべきなのが「夜遅い時間の食事はNG」ということ。というのも、成長ホルモンは血糖を上げるホルモンなので、空腹時に多く分泌され、高血糖(満腹状態)だと分泌されにくくなるからです。

寝る前の夜食、やっぱりやめておきましょう。そもそも夜食が欲しくなるのは、夜更かしをしているせいです。それ自体が成長ホルモン分泌には良くないこと。生活リズムから見直す必要がありそうですね。

  • 「認知症 それがどうした!」電子書籍で一部無料公開中
  • Google+
  • 首都圏・関西でおなじみ医療と健康のフリーマガジン ロハス・メディカル
月別アーカイブ
サイト内検索