このサイトは、自らの知恵と行動で、医療や介護のお世話になることを最小限にして、楽しく健やかに生きたいという方々のため、科学的根拠のある役立つ情報をお知らせしていく場です。 多くの志高い医師の関与により2005年に創刊され、全国の大きな医療機関に配置され続けている小冊子『ロハス・メディカル』の発行元(株)ロハスメディアが、その経験と人的ネットワークを生かし、『ロハス・メディカル』の信用も賭けて情報を厳選してお届けします。
「successful aging(上手なエイジング、加齢)」ってお聞きになったこと、ありますか? 老年医学の分野では、炭水化物と健康や病気との関係が、最近の研究の焦点となっています。今回は、食物繊維の豊富な食品でsuccessful agingが実現できそうだ、という研究結果が報告されましたので、ご紹介します。
大西睦子の健康論文ピックアップ118
大西睦子 内科医師、ボストン在住。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月から7年間、ハーバード大学リサーチフェローとして研究に従事。著書に「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側 」(ダイヤモンド社)。
大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートと編集は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。
オプジーボの光と影 2
普及した医療行為の中で最善のものを保証することによって世界から羨まれていた我が国の国民皆保険制度は、オプジーボ(ニボルマブ)の登場によって、その前提を足元から揺さぶられています。標準治療を最善と確信できない患者や、希望してもオプジーボ投与を受けられない患者が『難民』と化して、皆保険の網から漏れ始めているのです。
本誌編集発行人 川口恭
薬局の上手な使い方 58
土居由有子 どい・ゆうこ●(株)アインファーマシーズ上席執行役員。1978年、北海道医療大学約学部卒業。病院勤務後、93年、アインファーマシーズ入社、薬剤師研修担当、2013年より現職。神戸薬科大学非常勤講師、北海道大学非常勤講師として、「薬剤師教育指導論」や「リスクマネジメント」を教えている。MBA取得後、経営学博士課程に進学。
年間連載 血管を守る2
全豪で説明したように、血中にCPPが過剰に存在すると、血管石灰化や老化の原因になります。血中CPPの量は、血中の過剰なリンを腎臓が尿へ排泄すると減るのですが、尿のリン濃度が高いほど、腎臓自身も傷んでリン排泄の能力が落ちる、そんな悪循環があります。
久住英二くすみ・えいじ●1999年、新潟大学医学部卒業。虎の門病院に勤務した後、東大医科研先端医療社会コミュニケーションシステム部門に所属、2008年6月、立川駅の駅ビル「エキュート立川」で開業。内閣府の規制・制度改革仕分け人でもあった。
一人ひとりにじっくり考えてもらう
新しい政治をつくります
夏の参議院議員選挙で比例代表(全国区)の予定候補者に決まったことは前回お伝えしました。せっかくの機会ですから、比例代表(全国区)というシステムを通して、新しい政治文化をつくりたいと思います。
梅村聡 うめむら・さとし●内科医。前参議院議員、元厚生労働大臣政務官。1975年、大阪府堺市生まれ。2001年、大阪大学医学部卒業。
薬局の上手な使い方 57
土居由有子 どい・ゆうこ●(株)アインファーマシーズ上席執行役員。1978年、北海道医療大学約学部卒業。病院勤務後、93年、アインファーマシーズ入社、薬剤師研修担当、2013年より現職。神戸薬科大学非常勤講師、北海道大学非常勤講師として、「薬剤師教育指導論」や「リスクマネジメント」を教えている。MBA取得後、経営学博士課程に進学。
オプジーボの光と影 1
今までのものと全く違う仕組みで抗がん効果を発揮する「免疫チェックポイント阻害剤」のニボルマブ(商品名・オプジーボ)が話題です。大変に期待を集めている一方で、日本の医療と国民皆保険制度が潜在的に抱えていた矛盾の多くを一気に噴出させ、収拾不能の状態に陥らせる可能性があります。シリーズでお伝えしていきます。
本誌編集発行人 川口恭