全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、
その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。
情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。
カテゴリー「リテラシー」の記事一覧
世の中に流れている情報は玉石混交です。
真に役立つ情報を選び取って上手に活用できるよう、目利きのための知恵をご紹介していきます。
全小中高で授業スタート
来年度から小中高全校で、がんについての授業が始まります。がん教育の必要性を国に訴えてきた中川恵一・東京大学大学院医学系研究科准教授から寄稿をいただきました。
東京大学医学附属病院放射線治療部門長 中川恵一
オブジーボの光と影 番外編
前回、日本はオプジーボに関する臨床試験件数が少なく、ドラッグ・ラグを招きかねないと指摘しました。少ない理由はいくつも挙げられるのですが、世界を唖然とさせるような日本の医療界の不祥事と、それが医療界内できちんと自律的に処分されないことも、日本での試験実施を敬遠させることにつながっていないでしょうか?
本誌編集発行人 川口恭
薬局の上手な使い方 60
土居由有子 どい・ゆうこ●(株)アインファーマシーズ上席執行役員。1978年、北海道医療大学約学部卒業。病院勤務後、93年、アインファーマシーズ入社、薬剤師研修担当、2013年より現職。神戸薬科大学非常勤講師、北海道大学非常勤講師として、「薬剤師教育指導論」や「リスクマネジメント」を教えている。MBA取得後、経営学博士課程に進学。
普及している医療行為でも、実は受けない方が望ましいものではあるようです。特に、公的費用が使われているようなものに関しては、続ける価値があるのか、国民的議論も必要かもしれません。
東日本で医師不足が叫ばれる一方、医学部の新設は、なかなか認められません。そんな中、ハンガリーなど東欧の大学医学部へ進む若者が少しずつ増えています。卒業すれば医師国家試験の受験資格を得られます。
オプジーボの光と影 3
これまでなら治療法がなかったような難治がんの人たちに希望を与えているオプジーボ(ニボルマブ)ですが、単独で使うと2~3割の人にしか効かないこと、何かと組み合わせるともっと効く人の割合を増やせるかもしれないことが分かってきています。このため、組み合わせると効く割合が上がる「何か」を見つけ出すために欠かせない臨床試験は世界中で猛烈に行われています。しかし、そこに我が国の影は薄く、近い将来、導き出された成果のドラッグ・ラグに悩まされ高値で買わされることが懸念されます。
本誌編集発行人 川口恭
年間連載 血管を守る3
現代日本で生活していると、知らないうちに食品添加物からリンを取り過ぎて、血中にCPPを発生させている可能性があります。一方、食材中のマグネシウムには、CPPの影響を緩和してくれる作用がありそうです。