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カテゴリー「松井拓也」の記事一覧

 運動が健康に良い、ということは皆さん周知の事実かと思います。

 日本人の死因の第2位である心疾患についても同様であり、国立がん研究センターの井上真奈美氏の研究においても、普段の身体活動量が多い人ほど心疾患による死亡リスクが低くなるということが示されています。

Inoue M, Iso H, Yamamoto S, Kurahashi N, Iwasaki M, Sasazuki S, Tsugane S; Japan Public Health Center-Based Prospective Study Group. Daily total physical activity level and premature death in men and women: results from a large-scale population-based cohort study in Japan (JPHC study). Ann Epidemiol. 2008; 18(7): 522-30.

 しかし、漠然と運動が良いと言っても、具体的にどのような種類の運動をどのくらいの時間行うのが良いか、という点についてはまだまだ十分な研究がなされていません。

 そんな中、2015年9月に発表されたスウェーデンのカロリンスカ研究所のIffat Rahman博士らの研究チームの論文によって、心不全と運動の新たな関係性が明らかとなりました。一体どのような運動が心不全のリスクを軽減してくれるのでしょうか。Rahman博士の研究論文を参考に、皆さんの運動方法についても今一度考えてみましょう。

松井拓也

 皆さんは、現在の日本人の死因のランキングをご存じでしょうか。

 第1位の「悪性新生物」、第2位の「心疾患」に次いで3番目に多い死因が「肺炎」です。肺炎による死亡は高齢者を中心に近年急増しており、平成23年に「脳血管障害」を追い抜き、死因の第3位となりました。

 これを受けて厚生労働省は平成26年10月より65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種を始めています。このように国を挙げて取り組んでいる肺炎対策ですが、実は口腔ケアを徹底することにも、肺炎の予防効果はあることが示されています。

松井拓也
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