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魚の油でうつも認知症も減る...脳の60%はアブラで出来てるんです!

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「魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減」という研究結果の報道がありました。それで思い出したのが、「魚をたくさん食べるとアルツハイマー予防になる」という話。そして、「認知症の背景にうつがあるのでは」という話です。それらを繋ぐのは、脳の6割はアブラで出来ている(!)という事実に違いありません。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

認知症の発症にうつが隠れているのでは、という話は以前ロハス・メディカルで取り上げました。うつ予防は認知症リスク低下にもなるだろう、と考えられるのです。

前向きな気持ちは 認知症リスクを下げる ←クリックすると読めます。

では、それらと魚の摂取がどう関わってくるのか? 冒頭の記事を引用すると、

脂肪酸の摂取量を計算すると、オメガ3脂肪酸に分類されるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサペンタエン酸(DPA)が多いと発症率が低くなる傾向があった。
オメガ3脂肪酸には脳内で情報伝達に関わる物質の合成や、神経の栄養になる物質を増やす作用があるとされる。

とのこと。

そもそも、脳の有形成分(実はほとんどが水分ですが、それを除いた部分)の65%は脂質で出来ているんです!!アブラの摂り方がいかに脳に影響を与えるか、容易に想像がつきますよね。脳機能の障害であるうつや認知症を、オメガ3を多く含む魚をたくさん食べることで予防できるのも、すんなり理解できる話。

ただ、魚だけ食べていればあとは何を食べていてもいいのか、と言うと、おそらくそうではないですよね。認知症予防によい食べ物、以下の記事も参考にしてみてください!

認知症を知る14 リスクの低い食生活 日本人で初のデータ ←クリックすると読めます。

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