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正月病? 冬季うつには行動活性化療法!

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それ正月病かも...新年に襲うモヤモヤの正体は?」という記事を読みました。イベント続きの冬のこの時期、周囲のにぎやかさとは対照的に気持ちが落ち込んでしまう「正月病」は、先日も取り上げた冬季うつ(季節性うつ)、もしくはそこに「同調圧力」と呼ばれるストレスが加わったものと考えてよいようです。

ロハス・メディカル専任編集委員 堀米香奈子 

記事を執筆した医師は、モヤモヤの原因を探る代わりに、「行動活性化療法」(詳しくはこちら)を実践しているとのこと。

私はAさんに、病気の原因はあえて尋ねませんでした。休職・復職を繰り返していたことから、職場の上司との関係は悪くなっていました。しかし、それはうつ病の原因ではなく結果です。それを取り違私はAさんに、病気の原因はあえて尋ねませんでした。休職・復職を繰り返していたことから、職場の上司との関係は悪くなっていました。しかし、それはうつ病の原因ではなく結果です。それを取り違えて、上司に理解してくれと求めることは間違った対処です。本人が実際に変わってからでなければ、上司も理解しようとはしてくれません。
 Aさんにはこう伝えました。「不調の原因を探ろうとすること自体が気分を落ち込ませる。自宅にこもって、頭の中で原因を探して堂々巡りを繰り返すぐらいなら、外に出かけて何か別の行動をしたほうがいい」と。

上記Aさんの場合、セルフモニタリング(日々の行動と感情の記録)とライフチャート(年間の気分の変動を)を作成し、体を動かすことで気分が上向きになることが分かったそうです。横になってゆっくり休めば治る、というものではないのです。

たしかに年末から今の時期は、早起きの辛い季節です。一歩踏み出せずに、外出する用事を後回しにしてしまうこともあり、非活動的になりがちです。「正月病」、他人事と油断はしていられないな、と思います。しかも日本人は日常生活のどこでも"空気を読む"ことが求められます。クリスマスやお正月といったイベントが一斉に押し寄せる冬は、知らないうちに同調圧力を感じてストレスを溜めている人は少なくないのかもしれません。

我が家も一年を通して休日以外は6時起床なのですが、朝起きてもまだ外は真っ暗。夏なら自然に目覚めるのですが、この頃は放っておいてもらえばいつまでも眠れてしまうだろうと思うほど、朝がつらいです。(長男は、ほうっておいたら9時ころまで起きてきません)。冬眠とまではいかないにせよ、冬になって日照時間が減り、温度が下がると体が省エネモードに切り替わるのでしょうか。

そう思うと、体調の季節変動は気のせいなどではなく、ごく自然で珍しくないものなの。社会に適合するためには、季節を問わず、決まった時間に決まったことをこなさねばなりませんが、本来は、季節ごとに活動時間や活動時間帯を調節すべきなのかもしれませんね。欧米で導入されている「サマータイム」は、そういう意味でも、実は社会全体にとっても効率的で、非常に合理的な制度なのかもしれません。

同調圧力については......「こうあるべき」感の強い日本人ですから、ここが変わるにはもう少し時間がかかりそうですね。

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