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シーズン突入! 台風と共にぜん息が再来。

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台風18号が日本列島を通過中。我が家には、そのことを事前に、身をもって察知していた人が一人います。喘息持ちの下の息子です。喘息は典型的な「気象病」

・・・って、ご存知ですか? 喘息以外にも、「雨の日は膝が痛い」(私のことですが)、「天気が悪い日は体がだるい」といった症状を訴える人、けっこういますよね。

それらはみんな「気象病」。決して仮病なんかじゃないんです。

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

3日前の朝、子供を起こしに行ったら、どうも呼吸音が怪しい。ゼコゼコ、ヒューヒュー。案の定、起きてくるなり咳込んで苦しそうです。風邪かなあ、とも思いつつ、かかりつけ医でもらってあった頓服薬を飲ませると、ちょっと楽になった様子だったので、その日は何とか学校に送り出してしまいました。(だって朝から取材だったので~。ごめんよ、息子)

翌日受診すると、やはり風邪ではない、とのこと。それほど重症ではないものの、喘息の発作です。うーむ、予防薬を毎日飲ませているのに。台風の接近にはかなわないんですな。いよいよシーズン到来か、と気が重たくなりました。

喘息に限らず、また台風に限らず、梅雨時や天気が下り坂の時、どんより空のなど、体の弱い部分などに症状が出る、と言う方、けっこういますよね。喘息は症状が顕著なので「仮病でしょ」とはなりませんが、周囲の理解が得られないケースも少なくないのでは?

それこそが「気象病」

気象病って何? 何が起きる? どうして起きるの?
という方はこちらをどうぞ。

近年ようやく認知されつつありますが、まだまだですね。ちなみに自覚はなくても、誰もが同じように影響は受けているのだとか...。なるほど、私もここ数日、どうも仕事がはかどらなかったのは、天気のせいだったんですね。そうかそうか、決して気のせいとか、気のゆるみとかでは、なかったんですね!

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