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絵で見て分かる生活習慣病④ インスリン抵抗性
※情報は基本的に「ロハス・メディカル」本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。
正常時、血中ブドウ糖の7割以上は筋肉に取り込まれます。血中ブドウ糖が標的細胞の中へ入っていくには特別な通路(GLUT)が必要で、そのGLUTは、標的細胞表面にある「インスリン受容体」にインスリンが結合したのを合図に設置されます。
ただし、たとえインスリンが結合したとしても、合図を伝える経路に不具合があると、GLUTは動きません。血糖値は高いままになり、膵臓も頑張ってインスリンを出し続けます。
このようにインスリンが効きにくくなった状態を、「インスリン抵抗性がある」「インスリン感受性の低下」などと表現します。このインスリン抵抗性が、様々な生活習慣病に関与しています。
※インスリン抵抗性の指標はいくつかありますが、早朝空腹時の血中インスリン値が15μU/mL以上なら、明らかにインスリン抵抗性が存在すると考えられます。