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なぜ行政を信用できないか~阿部光裕和尚の話
11月10日・11日と『現場からの医療改革推進協議会 第7回シンポジウム』が開かれました。セッション4で登壇した福島市で除染に取り組む阿部光裕和尚(曹洞宗・常円寺住職)の話に衝撃を受けました。広く共有すべきと考えましたので、ご紹介します。(野田大統、川口恭)
はじめまして。趣味で汚染土を預かって生活をしております阿部光裕と言います。阿部光裕で小学校5年生までは「みつひろ」だったのですが、小学校5年生で出家して「こうゆう」になりました。嫌な名前でね、すれ違いざまに「ああいえば」とかって言われるんです。あと私は坊さん名が鶴に林なんです。「かくりん」と読むのですが、子供たちはそれを「つるりん」と読むんです。それで「つるりん和尚のああいえばこうゆう録」というラジオをやっております。ラジオ福島で、AMだけという珍しい会社です。そこのパーソナリティを務めております。
とにかく、言いたいことをずっと言い続けます。俺はあまり恐い人がいません。どの人でも恐いなと思ったことはほぼないです。同じ人ですから。恐いと思う必要がない。それだけのことです。どんな立場を持っていても、よく立場でものを言う人がいまして、立場で態度を示す人もいるんです。そういう人は大嫌いです。市長だからってね、偉そうにしてればいいってもんではありませんよ。
震災が起きまして、原発事件が起きたわけですよ。私は事故とは言いません。事件が起きたんです。それで、その原発事件以来一番苦痛なのは人を信じられなくなったことです。まず信じようにも信じないでしょ。もう行政の言うことなんて何一つ信じていないですから。なぜ信じられないようになったかということです。