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糖尿病疑い1千万人超...だけじゃない!
糖尿病の「疑い」がある人が、国内で推計1000万人に上ることが、昨夜ネットニュースで流れました。"ネタ元"は、最新の厚労省「国民健康・栄養調査」。それによると、今回の調査では、糖尿病の話だけでなく、体格・生活習慣病の都道府県格差、受動喫煙の主たる場所、高齢女性の低栄養の現状も明らかになったようです。
堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員
厚労省の平成28年の「国民健康・栄養調査」の結果が発表されました。
今回のポイントは以下の4つ、だそう。
それぞれのテーマについて、これまでにロハス・メディカルでも関連記事を掲載してきましたので、興味のある方はクリックしてみてくださいね!
① 糖尿病が強く疑われる者人と、糖尿病の可能性を否定できない人、それぞれ約1,000万人と推計。ただし、後者は平成9年以降増加していたが、平成19年以降減少。
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② 体格(BMI)や生活習慣の状況について、上位25%と下位25%の都道府県を比較すると、BMI、野菜摂取量、食塩摂取量、歩数、習慣的な喫煙者の割合(男性)で、それぞれ差が明らかになった。
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③ 受動喫煙してしまう場所は、「飲食店」が最も高く4割超、次いで「遊技場」34.4%、「職場」30.9%だった。
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⇒2017年9月号掲載。Webへのアップをお待ちください。もうすぐです!
④ 65歳以上の高齢者の低栄養傾向(低体重指数)の割合は、男性12.8%、女性22.0%で、この10年間で女性の増加が明らかになった。
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以上、ナントカ省のナントカ調査、なんて聞くと、結果を見せられてもちょっとややこしそうですよね。実際、細かいデータを読み解くのはいかにも難儀ですが、厚労省がちゃんと「概要」を示してくれています。そちらは素人でも苦なく読めますから、詳しくはご自身で確認してみてください!