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認知症を知る4 脳血管性

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※情報は基本的に「ロハス・メディカル」本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

84-1-1.JPG 三大認知症の最後にご説明するのは「脳血管性認知症」です。前号までにご紹介してきた原因不明の二つと違い、生活習慣病の先にあるものです。
監修/小阪憲司 メディカルケアコートクリニック院長

 脳の血管が詰まったり破れたりすると、その先の組織に血流が不足し、神経細胞が壊れて、場合によっては認知機能が低下します。このようにして起きる認知症を脳血管性認知症と言います。
 長くご愛読の方には改めて言うまでもないことですが、脳の血管が詰まるのは脳梗塞、破れるのは脳出血ですね。それによって意識を失ったり、体に麻痺を生じたりするのが、「脳卒中」です(詳しくは2007年10月号の特集をご参照ください)。
 ということで、脳卒中の後に発症するのが最も典型例ですが、身体面の症状は出ない程度でも脳神経細胞の欠落が限界を超えれば、認知機能低下は起きてきます。

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