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絵で見て分かる生活習慣病① 生活習慣病とホメオスタシス

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※情報は基本的に「ロハス・メディカル」本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

100-1-1.png 糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、体の中で何が起きているのか、どうしてそうなるのか、絵で見て理解しましょう。
監修/小田原雅人 東京医科大学主任教授

(図表類は、クリックしていただくと、鮮明なものが出てきます)

 私たち人間はみな、外界の変化に影響され過ぎることなく、体内の状態が一定範囲に保たれるよう、無意識の調節機能が働いています。これをホメオスタシス(恒常性)と言います。

 とは言え、外界と全く無関係でいることはできず、食べ物を外界から摂取し、利用しやすい形に消化器官で分解し、活動のエネルギー源や体の材料としながら生きる必要があります。

 第2次世界大戦後、世界の多くの国々で、急激に栄養状態が改善しました。誕生以来、飢えとの闘いの連続だった人類に突如、日常的な栄養過剰時代が到来したのです。外界からの急激な流入増加に、調節機能はなかなか追いつきません。

 そしてついに、ホメオスタシスが破たん。それが生活習慣病の本質です。
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