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夏休みと生活リズムの乱れ

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東京都内でも8月31日以前に2学期開始という市区町村もあるようですが、今日9月3日は2学期に入って最初の日曜日でしょうか?
平成29年度東京都公立小・中学校第一学期終業式及び第二学期始業式の期日等

8月25日のヨミドクター記事に「夏休み終盤、生活リズム戻す」
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170822-OYTET50008/
というのが出ていました。

もし、生活リズムが乱れてしまっていたら、徐々に戻していく。急に早起きさせても、時差ぼけのようになって体調を崩してしまうので、1週間ほどかけて慣らすように戻していくとよい。

と書いてあるのを見て、子どもでもそんなに時間をかけるの? とちょっと驚いてしまいました。

「ロハス・メディカル」校閲担当 川口 利

私が小学生の頃は、夏休み中でも学校に行くのと同じ時刻に起こされました。普段通りに起き、朝ご飯を食べ、宿題をやる、というのが日課だったと記憶しています。

もっとも、朝から宿題をやるのにはもう一つ理由があったのも確かなことです。

午前10時からだったと思いますが、テレビの夏休み特番があって、「鉄人28号」「鉄腕アトム」といったアニメ、「ウルトラマン」のようなヒーローものを2~3本立てで放映しており、それを見る権利を得るためには、前述のような日課をこなす必要があったのです。

いわゆる、「飴とムチ」でしょうか? でも理に適っているとも言えます。やりたいことがあるなら、まずやるべきことをやってから、というのを子どもの頃に叩き込まれたことは決して損だとは思っていませんし、一定の規則正しい生活を送っていたためか、夏休み明けに「学校が嫌だ」と思ったことはありませんでした。

最近のご家庭では、両親共に仕事を持っていらっしゃる場合も多いのかもしれませんし、子どもは結構好き勝手をしているのかもしれません。

夏休み明けは、頭痛などを理由に学校を休みがちになる児童が出やすい時期という。

 生活リズムの乱れだけでなく、しばらく会わなかったクラスメートと再び人間関係を上手に築けるかという不安感なども原因になるという。夏休み中に図書館や児童館などに連れて行き、友達と会う場面を作ってあげるのも有効だ。

何とも不思議な感じがします。昔は友達と外で遊ぶのが当たり前でしたよね。

「ロハス・メディカル」でも「不規則な生活なぜ悪い」という特集がありました。

夏休み明けの学校は色々と大変なのだろうと考えると、先生方のご苦労が偲ばれます。

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