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診療報酬、本体0.55%アップに

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とうとう次回の診療報酬改定率が決まったようだ。

診療報酬 本体0.55%上げ 政府方針 6回連続プラス改定

ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵

記事によると、財務省は社会保障費の自然増約1300億円を薬価の引き下げで抑制できるめどが立ったために、プラス改定を飲んだとある。

今回はマイナス改定を断行しようとあれだけ強気な姿勢を見せていたのに、そうなのかあと思ったが、財務省のことだ。次回、次々回も見込んでのポーズだったということもあるはずだ。今回の主張をベースに、次回以降も執念深くやってくるのだろうと思いを巡らせる。

ちなみに、今回の報道にこんな記事もあった。

中医協委員、「改定率決定」報道に反発 健保連幸野氏、「中医協の在り方を疑問視」

委員の言うことはもっともだよね、と思うが、もうこういうやり方が慣例になってしまっているのだから仕方がない。こういう委員の物言いも、「ガス抜き」なのだろう。

一体中医協とは何のためにあるのか、と思うし、同様の疑問が国の審議会や検討会にもある。会によっては、予算消化や報告書作成のための「建前」でしかないとよく分かるものもあるが。

そんな中医協って何? と思われた方、詳しくはぜひこちらを。
特に書籍をご覧になると、先述の疑問が明らかになってくると思う。
検査や手術の値段を決めています。「中医協」って知ってる?」(ロハス・メディカル2009年7月号)
あなたの知らない世界へようこそ 中医協の真実」(ロハス・メディカル2010年11月号)

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