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社会保障の見直し、まず多剤投与へのメスが必要では
一昨日、社会保障を見直すならこの記事「社会保障の見直しはもはや避けられない」(ロハス・メディカル2014年6月号)にあるぐらい思い切った方向転換をしてほしいと書いた。
ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵
政府は後発医薬品の使用を進めることで医療費の抑制を図ろうとしている。こんな記事もあった。「2017年、健保組合全体で後発品割合は70%を概ねクリア--健保連」
一方、上記のロハス・メディカルの記事の中で、医療・福祉の見直し、特に多剤投与は見直すべきと言及されていた。多剤投与についてはこの記事「医者の出す薬は効くのか? 多剤投与の害悪」(ロハス・メディカル2015年5月号)が非常に興味深く、面白い。
後発医薬品の使用が進むのは医療費抑制面で効果はあるだろうが、処方する側が多剤投与になっていてはそもそも意味がないと思う。まずはそこからの見直しが必要ではないだろうか。
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余談だが、筆者は自分が後発医薬品を使う時にはとても神経質になる。なぜなら、薬の効き目が体感として、また効果としてもかなり違うからだ。この薬なら後発品でもいいかなと思って調剤薬局で頼むときもあるのだが、飲んでみると体への負担が大きいと感じたり、強過ぎると思ったりと様々だ。後発品メーカーによってもその違いは大きい気がする。
最初は自分がおかしいのかと思って主治医に尋ねると「個人差はあるが、それはあると思います」ということで、先発品を処方してもらったこともあった。
あくまで体感レベルなので個人差があるだろうが、知人友人に聞いても同じことを言う人は多い。やっぱり先発品はその意味で価値があるのだなと思ったりする。(だから先発品にしましょう、とかそういう話ではなく、ただの体験談です)