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社会保障を見直すなら本気でやってほしい
「消費税収 膨らむ使途 全世代型社会保障、教育も対象」を読み、複雑な思いになった。
ロハス・メディカル論説委員 熊田梨恵
一人の母親としては、消費税が教育に使われるということには頷いてしまいそうになる。
しかし、記事中にも指摘されているように「アリの一穴」となり、このままなし崩しに教育やそれ以外の部分にも使われるようになっていくのだろうと危惧する。
「全世代型社会保障」、「幼児教育拡充」など聞こえはいいが、思い描くような形で使われず、裏では森友・加計問題のように国民が意図しない方向に財源が使われていくことだってあるかもしれない。むしろそっちの可能性の方が大きいのではないかと勘ぐりたくなる、という国への信頼感のなさこそが問題ではないかと考えてしまう。
本気で社会保障の見直しを考えるなら、この記事「社会保障の見直しはもはや避けられない」（ロハス・メディカル2014年6月号）に書いてあるぐらい思い切って方向転換してほしい。それぐらいやらなければ、日本の社会保障はもたないと思う。
