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認知症を知る13 介護者の気づき生むひもときシート

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※情報は基本的に「ロハス・メディカル」本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。


気づきにつながる、考え方のステップ

 ひもときシートは図のような形をしています。介護のプロが使うことを想定して作られたものなので、いきなり自由自在に使いこなすというわけにはいかないと思いますが、その使い方を学ぶだけで問題解決型コーピングのステップも身に着きそうです。
93-1.1.jpg
 ステップは、困っていることを具体的に挙げるところから始まります(A)。次に、介護される本人になってほしい姿や状態を考え(B―1)、そのために自分が取り組もうと思っている方法(B―2)を挙げます。ここまでが左側の水色枠の部分で、以後は中央の緑枠の部分に移ります。

 緑枠の中央に、問題の場面で本人が口にしていた言葉や表情、しぐさ、行動などをありのままに書きます(C)。

 その後で、以下八つの影響が考えられないか確認していきます。①疾病や薬の副作用②身体的痛み、便秘・不眠・空腹による苦痛③悲しみ・怒り・寂しさなどの精神的苦痛、本人の性格など④音・光・匂い・寒暖など感覚的な苦痛を与える刺激⑤家族・介護者など周囲からの過剰あるいは少な過ぎる関わり⑥障害の程度や能力の発揮に対して、住まい・器具など物的環境⑦要望や障害の程度、能力と実際の活動のズレ⑧生活歴・価値観に基づく暮らし方と現実とのズレ

 ここまでで何か気づくことはあるはずなので、問題の背景や原因を考えて書いてみます(D)。

 最後は桃色枠の共感的理解です。Dを踏まえて、本人の思いや立場から「困っていること」「悩んでいること」「望んでいること」を考えてみます(E)。

 それに対して、状況や本人の能力に照らして可能な解決策を挙げ(F)たら、一連の流れは終了です。

 いかがでしょうか。試してみようと思ったらダウンロードして使ってみてください。慣れてくれば、シートなしでも一連の思考を行えるようになるかもしれませんね。

ダウンロードの仕方

ひもときネット」のトップページ右側下方にある「ひもときシートを使ってみよう!」コーナーの「シートの使い方」をクリックすると、ダウンロードできるページへ行けます。が、とても勉強になるので、コーナーを全部読んでからダウンロードなさることをお勧めします。


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