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認知症を知る12 介護のストレス和らげるコーピング

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※情報は基本的に「ロハス・メディカル」本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

92-1-1.jpg 今回は、介護者のストレスを和らげることで、本人の認知症の進行を遅くすることがあり得るという最近の研究報告を、お知らせします
監修/小阪憲司 メディカルケアコートクリニック院長

 認知症の家族を介護することはストレスに満ちています。米国アルツハイマー協会によれば、表1のような10の代表的症状が出てくるそうです。
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 2010年には、認知症の配偶者を介護する人は、認知症の配偶者を持たない人より、認知症を発現するリスクが6倍高いという研究報告が出てきました。ストレスの影響と考えられています。

 このストレスに対して同協会では、表2のような対処法があると公表しています。
92-1.2.jpg
 そんな中、今年になって、介護する側が特定の戦略で対応した場合、介護される側の認知症の進行は遅いという統計的有意な関係が見いだされた(因果関係までは明らかになっていないことに、ご注意ください)という研究報告が出てきました。

 その特定の戦略が、「問題解決型コーピング」というものです。

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