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この症状 ひょっとして病気?
3、頭 機能障害・不全(物忘れ・精神異常)
詳しい症状として、
●口周囲や手先のしびれ、暴れたり落ち着かない、うつ状態、下痢、皮膚の乾燥、歯の発育異常
⇒副甲状腺機能低下症
●疲れやすい、暴れたり落ち着かない、うつ状態、すぐウトウトしてしまう、食欲不振、便秘、吐き気、口が渇く、水を大量に飲む、尿が異常に増える、骨が弱り骨折しやすい
⇒副甲状腺機能亢進症
●顔に脂肪がつき真ん丸になる、お腹や胴周りだけ脂肪がつく(手足は細い)、皮膚が伸びて亀裂が赤紫の筋になる、皮下出血、色素沈着、ニキビ、体毛が多くなる、筋力低下、骨が弱り骨折しやすい、不眠、抑うつ状態、月経異常
⇒クッシング症候群
●記憶障害、見当識障害※2、しゃべれない、失認※1、自分がやろうとしたのと違うことをしてしまう、不眠、徘徊、幻覚・妄想、うつ状態、興奮
⇒認知症(アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型など)
●意識障害、記憶障害、見当識障害※2、見えないはずのものが見える、興奮
⇒せん妄
●安静時の手足のふるえ、動きが遅くなる、固まったような無表情、瞬きが少ない、筋肉のこわばり、歩幅が小さくなる、足がすくんで前に出ない、体重減少、便秘、排尿障害(尿失禁・頻尿他)、うつ症状
⇒パーキンソン病
●麻痺、感覚が鈍る、しびれ、しゃべれない、うまく発音できない、失認※1、頭痛、意識障害、視野が狭くなる、嘔吐
⇒脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
●歩くのが困難、尿失禁、新しいことを覚えられない
⇒水頭症(正常圧水頭症)
●髪の毛、体毛が抜け落ちる
⇒円形脱毛症
※1...感覚障害や知能低下がないにも関わらず、対象を認知することができない状態。左右一方の視野にあるものの存在を、見えているはずなのに見落としてしまう半側空間無視が代表例。
※2...人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない状態。
監修/久住英二 ナビタスクリニック立川院長
制作協力/小滝和也(関西医科大学5年生)
*疾病分類はICD-10に準拠しています。このリストは医療機関受診の目安としてお使いいただくもので、受診の代わりとなるものではありません。このリストを利用され、何らかのトラブルや損失・損害等が発生しても、その責任は一切負いません。