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論争:ダイエット甘味料が血液がんを引き起こす??
※1...証拠で。薬や治療方法,検査方法など,医療や実験の内容全般について,そ主張や結論の正しさや的確さ裏づけるもの。
※2...非栄養甘味料。食品に存在しない甘み成分を人工的に合成した合成甘味料(サッカリン等)と、天然にも存在する甘味料を人工合成したもの(ステビア等)がある。
※3...アルコールの一種(メチルアルコール)。ホルマリンの材料、アルコールランプの燃料として知られるが、誤飲による中毒で失明や死亡する危険もある。
※4...体内でも作られるアミノ酸で、タンパク質の合成に使われるほか、尿の合成を促進する作用がある。尿として排泄されるアンモニア(体内で循環系に入ると毒性を発揮)を体外に排除し、中枢神経系を守るのを助ける。
※5...神経伝達物質として神経細胞間で信号を伝達する役割を持つアミノ酸(体内合成できないため、「必須アミノ酸」の一つとされる)。食品添加物として、栄養ドリンク等に栄養強化目的で使われたり、香料の原料や各種食品で風味の改良目的に使用されている。
※6...毒性の強い物質(有機化合物)で、濃度によって目、のどなどの粘膜、皮膚への炎症を引き起こす。健材や家具などから空気中に放出されたものが、いわゆる「シックハウス症候群」を引き起こすことでも知られる。ホルムアルデヒドの水溶液がホルマリン。
※7...正常な細胞をがん(悪性腫瘍)に変化させる性質を持った化学物質。
※8...免疫システムを構成するリンパ系組織から発生するがんの総称。リンパ節や胸腺、扁桃腺といった組織・臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、その中を流れるリンパ液(液体成分とリンパ球、リンパ球の代表例が白血球)からなる。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性がある。(ホジキンという人が最初に報告したホジキンリンパ腫以外をまとめて「非ホジキンリンパ腫」と呼ぶ)
※9...骨髄に存在する形質細胞ががん化して骨髄腫細胞と呼ばれる異常な細胞となり、無制限に増殖する病気。形質細胞、免疫機能を担う抗体を作る役割を持つ。50代以降の発症が多く、腰や背中の痛み、骨の痛み、だるさ、息切れ、動悸、貧血の症状が現われ、出血しやすくなるほか、感染に対する抵抗力も低下して肺炎などにかかりやすくなる。
※10...血液のがん(主に白血球、まれに赤血球、血小板などに発生)の総称。血球を作る細胞(幹細胞)が、骨髄中でがん化して無制限に増殖し続け、血を造っている骨髄を占拠してしまうため、正常な血液細胞が減って感染症や貧血、出血症状などが出やすくなる。あるいは骨髄から血液中にあふれ出た白血病細胞がさまざまな臓器に浸潤して障害をもたらす。
※11...特定の地域や集団に属する人々を対象に、長期間にわたってその人々の健康状態と生活習慣や環境の状態など様々な要因との関係を調査する研究。
※12...体内でアルコールを処理する酵素の一つ。主に肝臓で働き、アルコールをアセトアルデヒド(毒性あり)に分解する。ちなみに、アルコール脱水素酵素2(ADH2)遺伝子の個人差によって、アルコールを酸化してアセトアルデヒドに変化させる酵素活性が低い人が日本人では40%もいる。なお、アルデヒドはアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きによって毒性のない酢酸に変えられる。「お酒に強い・弱い」を決定するのは、ADHではなくALDHである。