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糸ようじの日vs.フロスか死か
明日8月18日は糸ようじの日だそうです。小林製薬が糸ようじ発売から30年ということで制定したとか。朝日新聞に載っていました。
私自身は、歯を磨いてたら充分と思って、つい最近まで歯の間を掃除する習慣がなかったんですが、ある時掃除してみて、あまりの汚さ(ゴミが挟まってること)に驚きました。こりゃ色々と悪いことが起きていたに違いない、もっと早く知りたかったと思いました。それ以来、毎日欠かさず掃除をしています。慣れると、やらない方が気持ち悪いです。
ロハス・メディカル編集発行人 川口恭
さて実は、このことに気づいて、啓蒙活動をしている高校生たちがいます(ロハス・メディカル2017年7月号より)。大したもんだと思いますし、高校生ですら気づけることを、多くの大人が知らないというのは問題だよなとも思います。
先ほどご紹介した朝日新聞の記事によれば
歯間掃除器具市場(ブラシタイプも含む)は2016年度、約187億円と10年前の1・8倍の規模になったとのこと。もっともっと市場が大きくなってしかるべきと思います。
ところで、同じ歯間の清掃道具に関する宣伝文句として有名なのは、何と言ってもアメリカ歯周病学会が20年前に打ち出した"Floss or Die"(フロスか死か)ですよね。彼我の文化の差、日本の遅れを感じずにはいられません。