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エナジードリンクを飲む前に知っておくべきこと

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※1...アルカロイドという化合物の仲間。摂取により血管が拡張し循環血流量が増加する結果、腎臓を通過する血流量も増加して尿量が増えてトイレが近くなる。興奮性神経伝達物質の増加により、気分高揚、集中力向上、眠気の消失、疲労感の軽減が起こる一方、睡眠の質の低下や手の震え、痙攣をを引き起こす。その他に、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐等の副作用もある。

※2...アマゾン流域に野生するつる植物の一種で、種子にカフェインやタンニンが豊富に含まれており、ここからアルコール抽出したエキスは疲労回復や滋養強壮に用いられる。果実は小さく丸く、房状に生る。果皮は赤く、熟すると実が弾け、黒い種が現れる。ガラナの種子にはカフェインやタンニンが豊富に含まれており、ここからアルコール抽出したエキスは疲労回復や滋養強壮に用いられる。日本でも、炭酸飲料であるガラナ飲料が知られる。もともと先住民のマウエー族やムンズルクー族などのインディオに古くから薬用品・滋養飲料として愛用されていた。

※3...生体内で重要な働きを示す分子で、含硫アミノ酸(硫黄を含むアミノ酸の総称)から合成される。筋肉に最も多く含まれ、心臓や脾臓、脳の一部、網膜、白血球中にも高濃度含まれている。哺乳動物の成長に重要な筋肉に多く含まれるほか、栄養素で母乳中にも存在し、腸管で脂質の消化・吸収を助ける。コレステロールの消費を促進するので、血液中の脂質を改善する働きもある。眼の網膜機能障害がタウリンの欠乏に関連していることも報告されている。人の体内でもタウリンは生成されるが絶対量が少ないため、対外からの摂取に頼ることになる。魚介類や軟体動物に多く含まれる。

※4...オタネニンジン。中国の遼東から朝鮮半島にかけての地域を原産とし、中国東北部やロシア沿海州にかけて自生する薬用植物。主な薬用部位は根で、糖尿病、動脈硬化、滋養強壮に効能があり、古くから服用されてきた。自律神経の乱れを整える作用もあるとされる。しかし過剰摂取・長期摂取により、不眠や高血圧、頭痛、アレルギー性皮膚炎などの副作用を引き起こす危険性もある。

※5...糖類は、単糖類および二糖類の総称。単糖は糖の最小単位で、ブドウ糖や果糖が代表例。二糖類は、単糖が2つつながったもので、ショ糖、麦芽糖、乳糖などがある。異性化糖は、人工的に作られたブドウ糖と果糖の混合物。

※6...水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称。水に溶けること(水溶性)と、炭水化物をエネルギーに変える手助けをするという2つの共通した働きがある。

※7...2009年6月1日施行の薬事法改正に伴い、厚生労働大臣が指定する医薬部外品。医薬部外品とは、薬事法に定められた、医薬品と化粧品の中間的な分類。人体に対する作用の緩やかなもので、機械器具でないもの。予防効果をうたったり、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものが含まれる。

※8...第一類医薬品以外で、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品。今日大半を占める一般用医薬品がこの第二類であり、薬剤師又は登録販売者が常駐する店舗のみで販売でき、極力購入者へ内容、成分、その他注意事項の簡明な説明が求められる(努力義務)。

※9...禁断症状。一般的に、薬物やアルコールなど体に影響のある物質を使用し続けていると、その物質が無ければ活動が著しく困難になる状態に陥り、摂取した薬物等が身体から分解・排出され体内から減ってきた際にイライラをはじめとした不快な症状が現れる。

※10...骨の形成速度よりも吸収速度が高いことで、骨に小さな穴が多発してスカスカになる症状。骨の変形により背中が曲がったり、骨が痛んだり、小さな衝撃でも骨折する原因となる。骨粗しょう症による骨折から要介護状態になる人も少なくなく、特に寝たきりにつながるとその後の寿命にも影響すると言われている。

※11...アルコールなど依存性薬物の中には、連用することによってその薬物が効きにくくなるものがあり、これを薬物に対する耐性の形成と呼ぶ。薬物が効きにくくなるたびに使用量が増えていくことが多く、最初は少量であったものが最後には致死量に近い量を摂取するようになることも少なくない。

※12...エストロゲンと似ている生理作用を持つ物質。エストロゲンはステロイドホルモンの一種で、一般に卵胞ホルモンまたは女性ホルモンとも呼ばれ、乳腺細胞の増殖促進、卵巣排卵制御、脂質代謝制御、インスリン作用、血液凝固作用、中枢神経(意識)女性化、皮膚薄化、LDLの減少とVLDL・HDLの増加による動脈硬化抑制、などの働きが知られる。またエストロゲンには骨芽細胞の活動を高める作用があるため、閉経によって骨粗鬆症へと進みやすい。

※13...生体内で脂質を燃焼してエネルギーを産生するにあたり、脂肪酸を燃焼の場であるミトコンドリア内部に運搬する必須の役割を担う物質。体内には約20gのカルニチンが、ほとんど筋肉細胞に存在する。1日のカルニチン生合成推定量は10~20mgであり、大部分は肉食により補給されるが、現在ではサプリメントや機能性食品分野に多く使用され販売されている。

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