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トランス脂肪酸 日本は規制なしですが
※1・・・冠状動脈疾患とほぼ同義。心臓に血液を供給する冠動脈の血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称。冠状動脈の内側が狭くなり、心筋に必要な量の酸素が供給できなくなった結果、胸の痛みに襲われる狭心症(胸の痛みがない場合は無症候性心筋虚血と呼ばれる)と、冠状動脈の詰まりがひどく、心筋の一部の組織が壊死してしまう心筋梗塞が含まれる。
※2・・・脂質の材料で、エネルギー源として大切な成分。ラードやバターなど、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれている。常温では固体で存在するため体の中でも固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となる。
※3・・・細胞を作るのに必須で、その他人体に必要な物質。多くは 脳、肝臓、脂肪組織、副腎に存在している。肝臓や腸で合成(約90%)され、食材として体内に入るのは10%ほど。脂肪を腸内で分解・吸収する胆汁酸の原料であり、内臓機能を保持するステロイドホルモン、特に性ホルモン、副腎皮質ホルモンの前駆体として重要。水分が多い血液には溶けづらいので、血中では水になじむ「リン脂質」や、タンパク質にくるまれた「リポタンパク」の形で存在している。コレステロール自体には善玉も悪玉もなく、コレステロールを運ぶ役目をするリポタンパクに善玉と悪玉がある。