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カテゴリー「予防:生活習慣」の記事一覧

楽しく健やかに生きるため、病気のリスクを下げるための、衣食住の知恵をご紹介していきます。

 これまでに研究されてきた、運動と認知機能に関する結果の総評的論文です。ヒトにおいては、有酸素運動が認知機能低下予防に効果的らしいことが分かってきています。

Fitness, aging and neurocognitive function
Arthur F. Kramer ∗, Stanley J. Colcombe, Edward McAuley,
Paige E. Scalf, Kirk I. Erickson
Neurobiology of Aging 26S (2005) S124-S127
Received 21 August 2005; accepted 5 September 2005

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

「大西睦子の健康論文ピックアップ」、年明け最初は、昨年から注目している「糖」について。天然の糖類でも、その種類を正しく選ぶだけでダイエットにつながりそうな目からウロコのお話です。お正月太りで悩む人には朗報ですね。さっそく、大西医師からの報告をどうぞ!

大西睦子の健康論文ピックアップ23

大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

 脳卒中歴や一過性虚血発作(TIA)歴のある人を対象とした無作為抽出二重盲検プラセボ対照試験において、開始時に認知機能低下が見られない人では、ACE阻害剤と利尿剤による治療が認知症予防に結び付くことが分かりました。

Effects of Blood Pressure Lowering With Perindopril and Indapamide Therapy on Dementia and Cognitive Decline in Patients With Cerebrovascular Disease Tzourio C, Anderson C, Chapman N, Woodward M, Neal B, MacMahon S, Chalmers J; PROGRESS Collaborative Group. Arch Intern Med. 2003;163(9):1069-1075. doi:10.1001/archinte.163.9.1069.

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

人工甘味料とがん 米国で大論争に

大西睦子

ハーバード大学リサーチフェロー
医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンに。

睡眠のリテラシー24

高橋正也 独立行政法人労働安全衛生研究所作業条件適応研究グループ上席研究員

 良い条件に恵まれると、我が国では特に頑健な人でなくとも80歳くらいまで生きられる可能性があります。私の両親はその年代にそろそろ近づいており、私は折り返し地点を過ぎた辺りです。

子どものおやつとダイエット

 冬休みに入ったこの時期、子供たちの食生活も、ついつい大人につられて乱れがちになってしまいますよね。特に、間食はきちんと目が行き届かなくなるもの。でも、間食こそ、内容次第では健康と成長の大きな武器になるかもしれません。

大西睦子の健康論文ピックアップ22

大西睦子 ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

 腹部脂肪組織の大きさと炎症指標・酸化ストレス指標の関係を調べたところ、脂肪が大きいほど指標の値も高くなる傾向のあることが分かりました。

Visceral and Subcutaneous Adipose Tissue Volumes Are Cross-Sectionally Related to Markers of Inflammation and Oxidative Stress
The Framingham Heart Study
Karla M. Pou, MD; Joseph M. Massaro, PhD; Udo Hoffmann, MD, MPH; Ramachandran S. Vasan, MD; Pal Maurovich-Horvat, MD; Martin G. Larson, ScD; John F. Keaney Jr, MD, PhD; James B. Meigs, MD, MPH; Izabella Lipinska, PhD; Sekar Kathiresan, MD; Joanne M. Murabito, MD, ScM; Christopher J. O'Donnell, MD, MPH; Emelia J. Benjamin, MD, ScM*; Caroline S. Fox, MD, MPH*
Circulation. 2007 Sep 11;116(11):1234-41. Published online before print August 20, 2007, doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.107.710509

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 Framingham Heart Study第3世代での研究において、ビタミンDと肥満がどのように関係するのかを調査したところ、特に内臓脂肪組織との関連が強く、内臓脂肪組織の多い人はビタミンD欠乏症リスクが上がることが分かりました。

Adiposity, Cardiometabolic Risk, and Vitamin D Status: The Framingham Heart Study
Susan Cheng, Joseph M. Massaro, Caroline S. Fox, Martin G. Larson, Michelle J. Keyes, Elizabeth L. McCabe, Sander J. Robins, Christopher J. O'Donnell, Udo Hoffmann, Paul F. Jacques, Sarah L. Booth, Ramachandran S. Vasan, Myles Wolf, and Thomas J. Wang
Diabetes. 2010 January; 59(1): 242-248.
Published online 2009 October 15. doi: 10.2337/db09-1011

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 Framingham Offspring Studyコホートで、緑色野菜に多く含まれるフィロキノン(ビタミンK)摂取量と、インスリン感受性およびグルコース恒常性との関連を調べた結果、ビタミンK摂取量が多い方が、インスリン感受性を高めることが分かりました。

Phylloquinone intake, insulin sensitivity, and glycemic status in men and women1-3
Makiko Yoshida, Sarah L Booth, James B Meigs, Edward Saltzman, and Paul F Jacques
Am J Clin Nutr 2008;88:210 -5
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川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。

 人生の目的がアルツハイマー病や軽度認知障害の発現とどのような関係にあるかを調査したところ、人生の目的が高いほど、アルツハイマー病や軽度認知障害のリスクが下がり、認知機能低下も少なくなることが分かりました。

Effect of a Purpose in Life on Risk of Incident Alzheimer Disease and Mild Cognitive Impairment in Community-Dwelling Older Persons
Patricia A. Boyle, PhD, Aron S. Buchman, MD, Lisa L. Barnes, PhD, and David A. Bennett, MD
Arch Gen Psychiatry. 2010 March; 67(3): 304-310.
doi: 10.1001/archgenpsychiatry.2009.208

川口利の論文抄訳

発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。
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