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これでよいのか、木材の放射能基準

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現場からの医療改革推進協議会 第7回シンポジウム』セッション9から、林隆久・東京農大教授講演のエッセンスをご紹介します。これも衝撃的でした。(野田大統、川口恭)

 放射性セシウムを例えば葉っぱにちょこっと垂らします。全然傷つけていないんですよ。本当に上にこのようにちょこっと乗せて、それで24時間置きますと、これはオートラジオグラフィなんですけど植物体全部が真っ黒になります。同じようにこれは樹皮の固い茶色いところですね。そこにちょこっと付けても、ちょっと時間がかかります、1週間位かかりますけど全体に蔓延します。原発事故が起こった時に、飛んできたヨウ素はもちろん植物体に吸収されていますし、セシウムも葉っぱ、そして樹皮ですね。そういうものを通じて植物体に吸収されたと考えてよいかと思います。
 さらにこの放射性セシウムは、木の中心部に向かってどんどん動いて行きます。従って、最終的には芯材部分に貯まるということが分かってきました。
 我々は、様々な場所の材を測っています。例えば南相馬の原町区ですね。大原、大谷、そういう所ではもう既に1,000(Bq/kg)や2,000を超えている。小高区に行きますと3,000そして4,000という所もございます。これは、Naiの測定器とゲルマニウム測定器の両方をやっていて、必ずしも数値は同じではありませけれど、二つの測定器でそんなに大きな違いはありません。
 私は思うのですけど、福島県というのは全面積の70%が森林なんですね。ある意味ではこの森林があったことによって、人々は助かったんです。という風に私は思っております。もしこれが東京で起こったら、ずっとヨウ素とセシウムは対流したのではないかという風に思います。そういう意味で、改めて私は森林に深い思いを抱くわけです。そして、ヨウ素は半減期が8日ですのでもう今ほとんどなくなっております。ところが、セシウムは半減期が30年と非常に長いです。ですから、当初は幹とか葉っぱにあったセシウムは葉っぱが落ちて、またそれが土に入って、そして根がそれを吸ってということでこのセシウムサイクルと言うんですか。これが今進行しているということになります。

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