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砂糖、塩そして脂肪の次は、リン?

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※1・・・急性腎炎、慢性腎炎、腎盂炎、ネフローゼ症候群、腎不全・尿毒症などがあり、むくみや倦怠感を伴う。同じ腎臓の炎症でも、上気道(じょうきどう)の細菌感染が原因で、尿をつくる糸球体という部分に炎症が起こるのが腎炎、尿道からの細菌感染で尿の集合場所である腎盂で炎症が起こるのが腎盂炎。また、腎炎などが原因で、たんぱく尿がでて、その結果、血液中のたんぱくの減少がみられるものをネフローゼ症候群と呼ぶ。腎炎が悪化すると、腎臓の機能が低下して腎不全となり、腎不全のために本来排泄されるべき老廃物が体にたまってさまざまな症状が現れるものが尿毒症。腎機能の低下がすすんでいくと、透析療法や腎移植が必要となるが、食事療法と安静によって、病気の進行をかなり抑えることができる。

※2・・・カルシウムの値とリンの値を掛け算したもの。日本透析医学会のガイドライン(治療指標)では、血清リンの管理目標値は透析前で3.5~6.0mg/dl、血清カルシウム値の管理目標値は8.4~10.0mg/dlとなっている。透析患者の石灰化予防には、カルシウム•リン積の値を55以下に保つことが重要。

※3・・・従来の動脈硬化は、血管の内側にコレステロールや脂肪が沈着し、血管内膜が厚くなり、血管内腔が狭窄や閉塞が生じる。一方、透析患者で起こる動脈硬化は、リン・カルシウムの代謝バランスが崩れた結果生じる血管の石灰化が大きく関与している。慢性腎不全とくに透析患者における死因の40 %以上が心血管系合併症によるものであり、血管石灰化の予防は重要である。

※5・・・病気や健康状態の原因と思われる様々な因子(環境、遺伝、病因、行動等)を想定し、それぞれの因子がどの程度、病気や健康に慣用しているか、可能性を包括的・統計に調査するもの。

※6・・・血液中の血糖が多くなりすぎた状態。原因は血糖を調整するホルモンであるインスリンの不具合。インスリンの分泌が足りなくなったり働きが弱くなったりして血糖の調整ができなくなると、血糖値が高くなりすぎた状態が続き、糖尿病と診断される。1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があり、1型糖尿病は膵臓の細胞が自己免疫異常によってインスリンを産生できなくなる病気。2型糖尿病は過食や運動不足、肥満、ストレスなどが誘因となってインスリンの産生が少なくなったり、効き目が低下する病気。日本の9割の患者が1型糖尿病。

※7・・・心臓や血管など循環器の病気のこと。心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤、大動脈解離などの生活習慣病では、がんと同じようにほとんど無症状のまま病状が進行し、症状に気づくころには重症化していることが多く、心臓発作、脳卒中などを招いて死に至ることも少なくない。心血管疾患の危険因子として日本高血圧学会は、高齢、喫煙、高血圧、脂質異常、糖尿病、肥満、慢性腎臓病、メタボリックシンドロームなどを挙げている。これらの多くは食生活や運動をはじめとする生活習慣を見直すことで予防することも可能。

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