全国の基幹的医療機関に配置されている『ロハス・メディカル』の発行元が、
その経験と人的ネットワークを生かし、科学的根拠のある健康情報を厳選してお届けするサイトです。
情報は大きく8つのカテゴリーに分類され、右上のカテゴリーボタンから、それぞれのページへ移動できます。

長生きしたければ運動を!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※1・・・骨の量が減ってスカスカになり、弱くなって骨折しやすくなる病気。日本では約1,000万人の患者がいると言われ、閉経後の女性に多く見られるほか、高齢化の進展で増える傾向にある。ちょっとしたことで骨折しやすくなり、痛みのために行動の制限が増えることで社会的に問題になっている(高齢者の寝たきりの原因の20%が骨折とされる)。若者でも、食生活の偏りや運動不足から患者が増えつつある。

※2・・・「十分に長い時間をかけて呼吸・循環器系機能を刺激し、身体内部に有益な効果を生み出すことのできる運動」とも定義され、主に酸素を消費する方法で筋肉収縮の際のエネルギーを発生させる運動。一般的には、「身体にある程度以上の負荷をかけながら、ある程度長い間継続して行う運動」はすべて有酸素運動とみなすことができる。例えばマラソンなどの長距離走、エアロビクス、サイクリングなど。

※3・・・動物の動きは筋肉の収縮・弛緩により起こるが、神経からの指令に従って収縮を担っているタンパク質。

※4・・・筋の線維は、有酸素代謝が活発で収縮の遅いI型線維(赤筋・遅筋)と、
嫌気的代謝が活発で収縮の速いII型線維 (白筋・速筋)の大きく2つに分けられる。タイプⅠの筋線維はいわばマラソンランナーで、筋張力は低いが疲労しにくい特性を持ち、タイプⅡの筋線維はスプリンターで、張力は高いがすぐに疲労する。

※5・・・特定の集団に見られる様々な健康に関する事象について、その頻度や分布、それらに影響を与える要因等を明らかにする科学研究調査。

※6・・・東京都健康長寿医療センター研究所の青栁幸利氏が群馬県中之条町で行っている高齢者の日常的な身体活動と心身の健康に関する学際的研究。全員に対し身体活動の頻度や時間を尋ねるアンケート調査を1年に1回実施し、さらに約1割の対象者には、加速度センサーを内蔵した活動量計を身につけてもらい、身体活動の実態を1日24時間連続して10年以上調べた。結果、日常身体活動の量と質の両方が高齢者の健康増進に密接に関連していることが明らかになった

※7・・・インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病。一般的に「生活習慣が悪かったので糖尿病になりました」と言う場合、この2型糖尿病を指すが、遺伝的に糖尿病になりやすい体質(遺伝因子)の人が、糖尿病になりやすいような生活習慣を送ること(環境因子)で発症する生活習慣病で、日本では糖尿病全体の9割を占める。

※8・・・心臓は全身に必要とする血液を送り出すポンプであるところ、このポンプのはたらきが低下して肺や末梢の組織にむくみが生じて、息苦しく感じるもの。主な症状は、肺のむくみからくる呼吸困難で、就寝後しばらくしてから苦しくなるという夜間発作性呼吸困難や、上半身を起こすと少し楽になるという起座呼吸が特徴。 ただ高齢者では、全身のだるさや食欲の低下、便秘、活動の低下などの一般的な症状だけが出たり、また動脈硬化が進んでいる場合が多く、心臓から送り出される血液が少ないために脳への血流も損なわれやすくなって、めまいや精神・神経症状が出やすいことも特徴。原因となる病気は、日本では、高血圧性心疾患と虚血性心疾患が多いと言われる。

※9・・・肺血栓塞栓症と深部静脈血栓症を併せた疾患概念で、下肢や上腕その他の静脈(大腿静脈など)に血栓(血のかたまり)ができる疾患。飛行機内などで長時間同じ姿勢を取り続けて発症することがよく知られており、通称エコノミークラス症候群とも。原因としては脱水、感染、旅行・長期臥床・手術などによる血流の流れの停滞、抗リン脂質抗体症候群などがある。血栓が血流に乗って肺へ流れ肺動脈が詰まると、肺塞栓症となる。肺動脈が詰まるとその先の肺胞には血液が流れず、ガス交換ができなくなる結果、動脈血中の酸素分圧が急激に低下して呼吸困難をきたす。また全身の血液循環に支障をきたし、軽度であれば胸やけや発熱程度で治まるが、最悪の場合は死亡する。

 1  | 2
  • 「認知症 それがどうした!」電子書籍で一部無料公開中
  • Google+
  • 首都圏・関西でおなじみ医療と健康のフリーマガジン ロハス・メディカル
月別アーカイブ
サイト内検索