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がん治療――重粒子線は、普通の放射線や陽子線とどう違う?

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がんの重粒子線治療施設、大阪で開院へ 国内6カ所目」というニュースがありました。がん重粒子線治療そのものは国内で20年以上の歴史を持ち、世界をリードする画期的ながん治療です。それなのに、どうして今まであまり注目されてこなかったのでしょうか? そもそもどんなものなのでしょうか?

堀米香奈子 ロハス・メディカル専任編集委員

がん重粒子線治療、記事では以下のように書かれています。

 重粒子線治療はがん細胞以外の正常な細胞を傷つけにくく、副作用や治療回数が少なくて済むという。フル稼働すれば年間1800人を治療できるという

 重粒子線治療は現在、筋肉や脂肪組織にできる「骨軟部腫瘍(しゅよう)」で保険適用になっており、4月からは前立腺がんや一部の頭頸部(けいぶ)がんにも拡大される見込み。他のがんは標準的な治療法と比べて優位性が示されておらず、先進医療や自由診療となる。

実は「ロハス・メディカル」でも、がん重粒子線治療について何度か取り上げ、2014年5月号からは1年間連載を組んだこともあります。重粒子線治療はどんなものなのか、なぜあまり普及してこなかったのか。紆余曲折を取り上げてきました。以下にテーマやタイトルをいくつかご紹介しますので、興味にあわせてクリックしてみてくださいね。


【がん重粒子線治療について】

みにくいアヒルの子? 重粒子線を世界が注目(2014年5月号)
先進医療になって10年 なぜ健康保険使えない?(2014年7月号)
ジャパン・アズ・ナンバー1の遺産 内輪の論理で潰すか、世界で勝負か(2015年4月号)
重粒子線と陽子線は全く違う 一緒くたに扱うと禍根を残す(2015年11月号)
ホッ がん重粒子線治療 先進医療Aに残った(2016年3月号)


また、そもそも放射線治療にはどんなものがあって、なぜがん治療に使われているのか、といったことが知りたい方は、以下をどうぞ。放射線そのものについて基本中の基本から知りたい方は、まず「意外と知らない放射線の基礎」にさらっと目を通していただくのがオススメです。

【放射線治療について】

がん放射線治療 なぜ効くのか粒子線治療の種類(2011年11月号)
意外と知らない放射線の基礎(2014年4月号)
放射線とは何なのか? (2014年4月号)
放射線、どのように発生するのか、させるのか(2014年5月号)
放射線の性質――真っ直ぐ進み通り抜ける(2014年6月号)
放射線診断装置の種類と仕組み(2014年7月号)
放射線治療の原理と種類(2014年8月号)
なぜ一度でなく分割照射をするのか?(2014年9月号)
放射線抵抗性と闘う(2014年12月号)


さて、放射線治療の中でも精密さと強さ、実績の観点で世界をリードしてきたはずの重粒子線治療が、どうしてそれほど普及していないのか。米国が追い付いてくるまで、その歩みを妨害しようとしているかのようだった医療界主流派や厚生労働省――興味がある方は以下の書籍もお勧めです!

「がん重粒子線治療のナゾ」 川口恭(著)

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